SSブログ

ヴァチカン国際音楽祭2014(その3) [歌にたくして]

解き放たれた音たちは

高い 高い 空間に 

天使のように 舞い上がり

神の国の音楽となって ふりそそぐ。。





カトリックの総本山、ヴァチカン。
恐らく神の国を表現したであろう、圧倒的な権威と美を誇るサン・ピエトロ大聖堂。

そこで教皇代理ミサが厳かに執り行われます。

白と赤の制服を着た システィーナ礼拝堂合唱団の反対側に
黒い衣装の私達、イルミナートフィル&合唱団。指揮は西本智実さん。

ミサの前に私達が歌ったグレゴリオ聖歌「Laudate Dominum」の一節にをもとに
オルガニストのインプロヴィゼーションが鳴り響きます。。

ミサの終盤、私達の演奏が流れる中
聖体拝受には数多くの信者さんたちが長い列をつくりました。

ミサに参加された方々に、後から聞いたことですが
居合わせた人が(知らない人どうしなのに)笑顔で握手し合ったそうです。
ミサの間、涙が止まらなかったと感動を語ってくれた人もいます。
私達の演奏が、まるで天の国から降ってくるようだった、とも。

実は演奏している方は必死。
ホールと勝手が違うので、どう聞こえているのか全く解らなかったのです。

ミサが終わり外へ出ると 門の所に大勢の人達が。
近づくと、大きな拍手です!
外国の方々でしたが、満面の笑顔で私達を送ってくれているのです。

とても 感動しました。
ミサで歌ったこと以上に!


3つ前の記事に、この模様の動画があります→ 












さて、この日は昼からミサのためのリハーサル。
夕刻にミサ。
そして(まだある)w

夜はサンタ・マリア・マッジョーレ教会での演奏会に行きました!

サンタ・マリア・マッジョーレ教会.jpg

レオ・クレーマー指揮
カザン国立音楽院管弦楽団&合唱団

ミサ曲「第3番 へ短調」「テデオ」(ブルックナー)


この教会は以前訪れた時、薄暗かったのですがコンサートのために照明を入れていたようです。
昨日聴いたサン・パオロ大聖堂より響きがタイトで各声部がとても良く聴こえてきました。
指揮のクレーマーは白髪でしたが、きびきびとした新鮮な音楽を聴かせてくれました。
















nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0