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夢がかなう日          [歌にたくして]

エルヴィオ・ソーヌス 第10回記念演奏会
             ~東京オペラシティ コンサートホール

(プログラム)
ヘンデル「デッティンゲン・テ・デウム」
ロイド=ウェッバー「レクイエム」

(出演)
指揮:青木洋也
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱:エルヴィオ・ソーヌス




エルヴィオ.jpg



合唱団の10周年記念演奏会のプログラムは
二つの全く異なった作品。

バロックの華やかさいっぱいのヘンデルと
ミュージカルで有名なロイド=ウェッバー。

ヘンデルは昨年「エジプトのイスラエル人」という大曲をやったので
今回の「デッティンゲン・テ・デウム」は
意外にすんなりと歌えるようになった。

けれどロイド=ウェッバーの「レクイエム」は
そうはいかない!
ミュージカルの香りがいっぱいな作品だけれど
ウェッバーは正規のクラシック音楽を学んだ人なので
要するには現代音楽なのだ。
連続する不協和音、1小節ごとに変わる変拍子・・。
初めて楽譜を見た時
こんな曲が私たちに歌えるのか??
と不安でいっぱいに。

実際、何ヶ月練習しても
なかなか出来るようにならない。
一体、演奏会は成立するのか?!



演奏会の3週間前に合宿があった。
二日間、朝から晩までの練習だ。
そこで最後の追い込みをする、という音楽監督のもくろみが成功し
「もしかしたら出来るかも」
と、私たちの心に希望の光がさした。


そして、オーケストラとの合わせ練習。
当日のプログラムと逆順に「レクイエム」から。
ドラムスやシンセサイザーも入った大編成のオーケストラにたじろぐ。

しかし、いざ始まってみると
とっても歌いやすいっ!

'20Febエルヴィオ5.jpg



この日、初めてボーイソプラノの歌声が聴けた。
まさに天使♡

'20Febエルヴィオ4.jpg

ウェッバー「レクイエム」は日本初演された時
青木洋也音楽監督がボーイソプラノを歌ったという
監督にとって、とても思い入れのある作品。

その中の「Pie Jesu」(ピエ・イエズ)は
まさに天上の音楽のように美しく感動的。

きっと、胸に迫るものがあったことでしょう。

(指揮をしながら 汗といっしょに涙をぬぐってたよね。。)





さて、ヘンデルは小さな編成で、チェンバロも入る。
歌のテンションも変えていかなくては!


'20Febエルヴィオ6.jpg





二日間のオケ合わせの後、
スケジュールの都合で本番まで4日も空いてしまった。
そわそわと落ち着かない毎日。
ひとりで練習しても不安がつのるばかり。






けれど
とうとう本番の日が来た!!


これからリハーサル。
誕生日にここで演奏できるなんて
最高!!


'20Febエルヴィオ2.jpg







本番は演奏者のエネルギーと集中力を超えた
目に見えない大きな力に突き動かされ
想像以上のすばらしい音楽に!!



私たちアルトは、どちらの曲も
それまで出来ていなかったところが
バッチリ決まって、心の中でガッツポーズ♪♫


導いて下さった青木洋也音楽監督に深い感謝を!



ともに奏でた最高の時間

胸いっぱいの幸せ。。








                    (この写真はweb上からお借りしました)

'20Febエルヴィオ7 - コピー.jpg







「レクイエム」の中で
ゴスペルそのものの「Hosanna」(オザンナ)は
昔とった杵柄でステップを踏みそうにw

ゴスペルをやっていた時はマイクを使っていて
「これをナマの声で出来たらなあ」
そして「いつかパイプオルガンと一緒に歌えたらなあ」
と思っていた。
何年もかかって発声が上達し(当社比)
二つの願いが同時にかなうなんて!

本当に
人生、何が起こるかわかりません。






























































           
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