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Ludwig van Sampling!    [コンサートの記憶]

野平 一郎 退任記念演奏会
        ~東京藝術大学奏楽堂

(プログラム)
弦楽四重奏曲第5番(2015)
弦楽四重奏曲第6番(新作初演2021)

ベートーヴェンの記憶(2003)
  ピアノとリアルタイム・コンピュータのための(2003)


(出演)

AOI・レジデンス・クヮルテット
  松原 勝也(第1ヴァイオリン)
  小林 美恵(第2ヴァイオリン)
  川本 嘉子(ヴィオラ)
  河野 文昭(チェロ)

野平 一郎(ピアノ)
仲井 朋子(コンピュータ)



'21March野平.jpg



音響の渦に呑み込まれ
まるで映画を観ているような臨場感!

ロマンと懐かしさ
古い記憶と未来への眼差しが交錯する。

野平氏のピアノの音色の美しいこと。。



ピアノとリアルタイム・コンピュータの共演。
ホールの周囲に置かれたスピーカーから
コンピューターの音が再生される。
それは立体的で、しかも渦巻くよう。
ピアノは生演奏。
コンピューターの音は予め作製されたものが
その場で再生される。

ベートーヴェンのピアノソナタの断片
そして朗読の声が
あちこちに姿を現しては
音響の中で舞い踊る。
とても不思議な空間の体験。。

前半のカルテット二曲も素晴らしいパフォーマンスに喝采!

現代音楽は、ともすると神経を逆なでするような音使いに閉口するけれど
野平氏の作品の音響には共感を覚えた。
音楽には、その人柄がにじみ出るものなのですね。































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