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Cateen plays Rhapsody in Blue   [コンサートの記憶]

調布国際音楽祭第10回記念 オープニング・コンサート
かてぃんplaysラプソディ・イン・ブルー
         ~調布市グリーンホール 大ホール


(プログラム)
カプースチン:8つの演奏会用エチュードOp.40 第3番「トッカティーナ」
いずみたく/森下 唯編:ゲゲゲの鬼太郎
ガーシュウィン(D. ハンスバーガー):ラプソディ・イン・ブルー

(アンコール)
ショパン:英雄ポロネーズ
ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム

指揮:鈴木優人
吹奏楽
ピアノ:角野隼斗
ピアノ:森下 唯



スタイリッシュで
カッコ良すぎるピアノに
魂を持って行かれた・・・

繊細なアプローチと
大胆なインプロ!

角野隼斗さんは
どこまで進化するのだろう。。





'22Juneかてぃん2.jpg




優人さんがプロデュースしている「調布国際音楽祭」が10周年を迎えました。
そのオープニング・コンサートで角野隼斗さんが演奏する!
もちろん、指揮は優人さんです~♬♪

まずは開会のセレモニー。

そして角野さんの独奏でカプースチン。
ジャズ風だけど、きっちり譜面が書かれた激ムズの作品を
涼しい顔でさらっと弾いてしまう!
まことに軽やか(拍手~
トッカティーナ=Toccatina
あら、かてぃん=Cateen が隠れてました!
この作品は
軽やかに生きる角野さんそのもの♬♪







さて、優人さんが幼馴染みの森下唯さんと一緒に立ち上げたこの音楽祭。
森下唯さんは、かなり以前から演奏動画の投稿をしていた方で
いわば角野さん=かてぃんさんの大先輩。
ナマ演奏とデジタルの世界を行き来している二人の2台ピアノ。
有名な「ゲゲゲ」を森下さんが変奏曲にアレンジ。
様々なヴァリエーションで楽しませてくれましたが
中でもバロック音楽のようなフーガが印象的。
二人の音色がとても良く似ていて、息もピッタリ!
(譜面台にiPad、フットペダルを準備するところもソックリでしたw)




'22Juneかてぃん1.PNG

                 (この写真はweb上からお借りしました)



ピアノが2台から1台へ。
角野さんは黒いジャケットの中のTシャツを白いYシャツにお召し替え。

「ラプソディー・イン・ブルー」

テンションノートがいっぱいなのに
ピュアでクリア!
粒立ちの良いピアノの音が飛び跳ねる。

ソロのメロディーを演奏するのは鍵盤ハーモニカ。
伴奏は左手でピアノ。
オンタイムでレイドバック。
微妙なさじ加減の見事なこと!

メロディーがピアノに戻る。
ダンサーの優雅なターン!
まばゆい光の粒子が
ホールいっぱいに広がる。

オケが、あの甘い旋律を奏でている間に
角野さんはステージ下手の方にあるチェレスタへ移動。
夢の中のオルゴールのような可愛らしさ。
月明かりの木陰
妖精の羽音。。

ピアノに戻るまでちょっと遠い。
足音を立てないように、そーっと歩く角野さんw

さあ、連打の始まり!
圧巻のピアノ・ソロ。
すっごいインプロヴィゼーション!
まさに、かてぃんワールド全開!


もちろんスタンディング・オベーション!

喝采を浴びてのアンコールが、あの曲!
最初のアコードが響いた瞬間に悲鳴がw
そりゃビックリしますよ。
ガーシュウィンの後にショパンなんて~。

演奏されたのは
きびきびと
エネルギーに満ちあふれた音楽。
希望、そして
明るい未来の予感。。



さあ、拍手が鳴り止まない!
指揮の優人さんが「もう一曲」の合図(いえいっ!
辞退する仕草の角野さん。
でも結局、ダブルアンコール♡
困ったような表情の角野さんに客席からクスクス笑い。
そして小さな音で弾き始めた「アイ・ガット・リズム」♪♬
でも、すぐに確信に満ちたピアノに。

超高速のストライド

繊細なたたずまい

そして ゴージャスなストーリー・・

今の角野隼斗さんの全てが凝縮されたような
すばらしいパフォーマンス!
興奮のるつぼ!!










'22Juneかてぃん3.PNG

                 (この写真はweb上からお借りしました)



今年4月に優人さんがハンブルクで現地のオーケストラを指揮しました。
バルトークのピアノコンチェルトのソリストが角野隼斗さん。
角野さんは急な代役だったと聞き、一体誰が角野さんに依頼したのだろう?と思っていましたが
それが優人さんだったと、ご本人が明かしてくれました。
「ユーチューブでしか観たことのない人を、リアルに観られたら喜ぶでしょう」
と、優人さん。
その通り、ハンブルクの人達は大喜び♬
それにしても、たった2週間でコンチェルトを仕上げてしまう角野さん、本当に凄いっ!

キレ味最高のお二人は、お互いに刺激し合い 高め合って
これまで聴いたことのないような音楽を創り上げていく。
それを 同じ空間で聴くことができる!
こんな幸せは他にない。。




































































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