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Fairytale        [音のしずく]





湿り気を帯びた大気が

柔らかい風になる



暮れていく空には

やがて満ちゆく月





そんな晩に交わした約束!





あなたは

ほんとうに嬉しそうに笑ってくれた













雲を見おろし

海をこえて

遠い街へ行こう



異邦人になって

石畳の道を歩こう




ほら

見上げれば

青空に響く鐘・・






































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山の美術館     [アートに逢いに]

シュルレアリスムと絵画
         ~ポーラ美術館


以前から気になっていた美術館。
箱根に行ったので、訪れてみました。




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建物はとてもモダンなのに、
山の自然にとけこんでいて






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エントランスのエスカレーターを降りていくところから
ワクワクしました!







企画展はシュルレアリスム。
ダリを筆頭にした海外の画家の作品と、邦人の作品。

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昨夏、訪れたマグリット美術館(ブリュッセル)で観たのと
とても良く似たマグリットの作品に逢えて、嬉しかったな。










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敷地内はお散歩ができるようになっています。
山のきれいな空気が気持ちよい。




そしてレストランで美味しいお食事も。

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心が軽やかになった、ステキなひとときでした。
























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Viviani         [コンサートの記憶]

朝吹園子 初ソロCD発売記念リサイタル
             ~近江楽堂

(出演)
バロックヴァイオリン:朝吹園子
チェンバロ、バロックハープ:西山まりえ
バロックチェロ:懸田貴嗣

(プログラム)
G.B.ヴィヴィアーニ:教会と室内のためのカプリッチョ・アルモニコ




言葉のない歌のように
どこまでも自由に奏されるバロックヴァイオリン!
それは まるでレチタティーヴォ。
旅の散文詩のように
さまざまな風景を描き出す。


この弾き手が旅してきた
街や村
そして森や湖
風と日差し
花の香り

彼女が弾く音楽は
そんな景色の中にある。。



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スイス・バーゼル在住の朝吹園子さんが
初のソロCDをリリースし、リサイタルを開きました。
ヴィヴィアーニという作曲家は全く未知だったのですが
バロック中期に活躍したということで
短いけれどもファンタジー溢れる
生き生きとした魅力的な作品ばかり。
朝吹さんの演奏も
身体を大きく使って潔く表現していて
一気に虜になりました。

それにしても
西山まりえさんの可憐なハープと盤石のチェンバロ!
そして、懸田貴嗣さんの柔らかで深いチェロの素晴らしかったこと!
さりげなく聴こえるのですが
まさに超絶技巧のサポートでした。


朝吹さんが、使っている弓の紹介をしてくれましたが、
弓のカーブが普通のバロック・ボウよりも大きい(英大文字のDのように!)こと。
そして黒い毛が張ってあるのは発音が良いので
残響音の長い教会などで弾く時にハッキリ聞こえるのだそうです。

ところで、私は合唱でヘンデルの「テ・デウム」を練習中ですが
その中の1曲が、この日最後に演奏された曲にそっくりなので驚きました!
ヘンデルはヴィヴィアーニを聴いたことがあったのでしょうか?
ヴィヴィアーニはこの作品集を何度か出版しているそうなので
その可能性はあるかもしれませんね。




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朝吹園子さんは
数年前に私がプラハで合唱の公演(バッハ「ミサ曲ロ短調」)をした時の
コンサートミストレスでした。
ヨーロッパの各地で数多くの演奏会やミサで弾いている旅するヴァイオリニスト。
大好きだというヴィヴィアーニは、そうした活動の中に出会ったのでしょう。
この日は初のソロ・リサイタルとあって、昼夜二公演が完売という盛況でした。


そして これは私にとって、新年初のコンサート♫♪
とても良いスタートとなり、ステキな年になりそうな予感♡
































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