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Tango ballet      [コンサートの記憶]

ピアソラ没後30年記念  ピアソラ・ザ・ベスト
              ~第一生命ホール


(出演)
バンドネオン:三浦一馬
ソロ・ヴァイオリン:石田泰尚
室内オーケストラ:東京グランド・ソロイスツ


(オール・ピアソラ・プログラム)
    編曲/オーケストレーション:三浦一馬

 デカリシモ
 フーガと神秘
 現実との3分間
 コルドバへのオマージュ
 ツィガーヌ・タンゴ
 ブエノスアイレス午前零時
 天使の死

 AA印の悲しみ
 バルダリート
 四分の三拍子で
 タンゴ・バレエ
  Ⅰ.Titulos Ⅱ.La Calle Ⅲ.Encentro-Olvido Ⅳ.Cabaret Ⅴ.Soledad Ⅵ.La Calle

(アンコール)
 オブリビオン (三浦一馬&山中惇史編曲) 
 アレグロ・タンガービレ
 リベルタンゴ




'22Aug三浦1.jpg



息を呑むタイトなアンサンブル!
スタイリッシュに変貌したピアソラのカッコ良いこと。。

いつもながら三浦一馬さんのセンスには驚かされる。
爽やかな風のようにアップデートされたピアソラ。
こんなバンドネオンは他では聴けない!

今回、とても印象的だったのはストリングスの厚み。
ピアノ・ギター・パーカッションが入るノリノリの曲は
もちろんバッチリ決まってるのだけど
時折、ふっと弦楽だけになるところにグッとくる。
まるで碧く深い海のよう。。
バンドネオンは
その深海で泳ぐ銀の魚。
柔らかく弧を描く 哀愁を帯びたメロディ-。

そして、石田泰尚さんのソロは極上でした!
超絶なアンサンブルを統率しつつ
期待の遙か上を行く独奏をやってのける。
さすが、組長と呼ばれるべき人(容貌だけじゃなくね)!





'22Aug三浦2.jpg



アンコール最後の「リベルタンゴ」で
三浦さんは立って片足を椅子に乗せて演奏(カッコイイ!!
バンドネオンの蛇腹を開くと赤色が。
三浦さんはベルトと胸のチーフを赤でそろえててお洒落~♬

ピアソラの作品を室内オーケストラで演奏するために
三浦さんは1年の4分の1を、その編曲にあてているとのお話!
こうして自分の思いが詰まった演奏会を開けるのは素晴らしいこと。
今回は特に
ずっと弾きたかった思い入れの深い作品「タンゴバレエ」が演奏できて
感激の様子の三浦さんでした。
「タンゴバレエ」は6章からなる大作。
まるで映画音楽のようでしたよ♬♪

これからも、ピアソラの進化形を聴かせてくれることでしょう~。


































































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