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Summer Music Festival '22     [響きのゆくえ]

今年もスイスから嬉しい音楽祭の配信!!

ヴェルヴィエはダニール・トリフォノフ、アヴィ・アヴィタルと、
次々に私の推しが登場するので、大忙しw
時差があるので、リアルに聴くのが大変でも
すぐにアーカイブになっていて、ホントに親切♡

昨年、この音楽祭でモーツァルトの全曲演奏会が話題になった藤田真央さん。

今年は独奏と室内楽で登場、と思っていたら
なななんと!
いきなりアルゲリチの代役にっ!!
ベトヴェンのコンチェルトをシッカリ演奏♬♪
無事に代役の重責を果たしたのでした。

そして、リサイタルは言わずもがな。
千変万化のタッチを駆使して紡がれる物語に感激!
詩情あふれるショパン、オペラのようなリスト、渾身のシューマン!
アンコールのモーツァルトは羽のように軽やか。
作曲家からの手紙を朗読するように世界を描き分けた最高のライブでした。
お顔と手元のアップは配信ならではですねえ♡

この前に、真央さんの師匠であるキリル・ゲルシュタインのリサイタルがありました。
師弟で音楽祭に登場なんて、すばらしい!




他にも、12歳のピアニストTsotne Zedginidzeくんが登場して
自作曲やドビュッシーを美しく演奏して度肝を抜かれたり!
(お名前、読めなくてゴメンナサイ・汗)
真央さんとのツーショット♡
真央さん、すっごくお兄ちゃんw


'22July真央.PNG
        (この写真はweb上からお借りしました)






そうそう、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの指揮者クラウス・マケラが
チェリストとして室内楽を演奏しているのも聴き逃せません。
指揮者になる前はチェリストだった!しかもイケメン!
天は二物どころか三物も与えたもうた♡


大物といえば、アンドラーシュ・シフの代役が
あのサイモン・ラトル!!というのにはビックリ仰天でした!

ヴェルヴィエ音楽祭のインスタグラムで、その発表があった時の様子。
音楽祭のオーケストラのメンバーに向けての告知。

「今日は良いニュースと悪いニュースがありますが、
 どちらを先に聞きたい?」
オケのみんな「悪いニュース」
「悪いニュースはシフが来られなくなりました。」
オケのみんな「あ~~~(落胆のため息)」

「良いニュースは、その代わりにサイモン・ラトルが来ます!」
オケのみんな「うおーー!!(歓喜)」

こんなふうに、ライブ感満載の音楽祭から目を(耳を)離せません♪♬

(ところで、ラトルは何処でオファーを受けたのでしょうか?
 スイスに避暑に来ていた、とか?w)





まだまだ配信は続き、アーカイブもしばらく残りそうなヴェルヴィエ。
medici.tvは登録すれば無料で視聴できます。

ヴェルヴィエ音楽祭





そして、イギリスからは BBCプロムス!
こちらは毎年7月から9月という長期間の音楽祭。
BBCラジオで盛大に放送があります♪♬

 BBC Proms


こちらも後で何回も聴くことができます(ありがたや~♡


配信は、映像・音質ともに高性能になり
以前とは比べものになりません。
充実した夏になりそうです♬♪




























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ヴェルビエ!!     [響きのゆくえ]

ヨーロッパの夏は音楽祭!
と、ウキウキしたのは一昨年まで。
去年は軒並み中止になってしまいました(悲。。

でも 今年は復活!!
様々な音楽祭が「始まるよ~!」と呼んでます♪♫

スイスのヴェルビエ音楽祭は今年、15周年。
以前はオンラインで視聴できたので、私も良く観ていました。
今とは比べものにならない、劣悪なストリーミングでしたけどw

それが数年前くらいから課金されるようになり
遠のいてしまいました(ゲンキンですみません)。

そしたら、今年は全部見せ!!という お知らせが!

さあ、もう音楽祭は始まっています。
綺麗な画像と音声、そしてアーカイブも残るので
本当に嬉しい~♡
PCで聴くなら、ヘッドフォン推奨です!
ちなみに配信元の medici tv は、アカウント登録無料です。

オープニングコンサトでは
ゲルギー指揮でマッちゃん登場(訳:ゲルギエフ&マツーエフ)
マッちゃんのアンコールで炸裂した「山の魔王」!

そしてマオくんのモツコン(訳:藤田真央さんのモーツァルト・ピアノコンチェルト)
に魂を奪われました。。
マオくんはモツソナ(訳:モーツァルト・ピアノソナタ)
の、全曲演奏も展開中~。
いやもう、毎日楽しくて忙しい♫♪


公式サイト https://www.medici.tv/en/partners/verbier-festival-on-medicitv/?utm_source=medicitv&utm_medium=email&utm_campaign=EDITO_NL608_Inscrits_15072021_EN





オープニングコンサート https://www.medici.tv/en/concerts/valery-gergiev-conducts-shchedrin-tchaikovsky-and-prokofiev-denis-matsuev/?utm_source=medicitv&utm_medium=email&utm_campaign=EDITO_NL608_Inscrits_15072021_EN



配信カレンダー https://www.medici.tv/en/calendar/






























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ショパコン2021    [響きのゆくえ]

いよいよショパンコンクールが始まります!

ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールは5年に1度。
昨年、その第18回が行われるはずが延期になりました。
ショパコンを目標に頑張ってきた人たちは大変だったことでしょう。
今年も予備予選が6月に行われる予定でしたが、1ヶ月延期され
7月12日から審査が始まります。

毎回のことながら、日本人の参加者がとても多い!
そして、今回は既に活躍しているピアニストの参加が目立つので
日本中がソワソワしています。。というと大げさですがw
(まあ、音楽愛好家にとっては大運動会よりもずっと関心が高いわけですね。)

前回のファイナリストでもある小林愛実さんも予備予選から出場なのですね。

反田恭平さんはセルフ・プロデュースでCDを出し、盛んに演奏活動もしています。
留学先がロシアからポーランドに変わって、繊細な音作りが聴けるようになり楽しみです。

そして、角野隼斗さんのクラシックピアニストとユーチューバーの両方での大活躍には
誰もが注目。台風の目のようです~♪






コンクールの公式サイト⇒ https://chopin2020.pl/en/

その中に日程があります⇒ https://chopin2020.pl/en/calendar


公式フェイスブック⇒https://www.facebook.com/pg/The-Fryderyk-Chopin-Institute-203341180128399/photos/?tab=album&album_id=869899783472532&ref=page_internal



配信⇒ https://www.youtube.com/channel/UCSTXol20Q01Uj-U5Yp3IqFg

YouTubeで配信されるので、アーカイブも聴けそうです。

今回の課題曲です♪

・指定のエチュードから2つ
・指定のノクターンまたはエチュードから1つ
・バラード第1番〜第4番、舟歌、幻想曲から1つ
・指定のマズルカから2つ


今回の予備予選参加者は160名!
(これ以前にも審査があり、この数に絞られているのです~)

いつ、誰が出場するのか把握するのは大変だと思っていたら
こんな表を作って下さった方がいました。ありがたや~!

スクリーンショット (8).png

                 (ストピアさんのTwitterより)

ちゃんと日本時間になっているところが素晴らしい!
(変更もありうるので、公式サイトで日程をご確認くださいとのこと)



この審査を経て、秋に行われる本大会へ進むのは80名。
その中には今回の予選を免除されている人(指定のコンクールの上位2位までの入賞者)も
含まれるそうです。



みなさんに頑張ってほしいですね。
普段の実力を存分に発揮できますように(祈)!

















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OZONE60               [響きのゆくえ]

ついに!
小曽根真さんの最新アルバムが発売になりました!


もちろん、予約してましたから
発売日の1日前に到着!

なんだか大きな箱~。
開けてみると、密林限定の「デカジャケ」付き。
CDと同じ写真が
レコードジャケットくらいの大きさになっています(嬉♡


'21MarchOZ CD2.jpg





さあ!聴いてみよう!
曲名を読まずに再生~♪♫

ああ、まさかこの曲からとは!

最初から涙。。。



このアルバムは
昨秋、水戸芸術館のホールで
2台のピアノ(スタインウェイとYAMAHA CFX)を使って録音されたものです。

どの曲をどちらのピアノで弾くか
心づもりがあったとしても
実際に演奏してみての変更もあったかもしれません。

ホールの響きを聴きながら
さまざまなインスピレーションを得て
のびやかにピアノを弾く小曽根さんを想像すると
本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。


そして、それぞれの曲にこめられた小曽根さんの思いが伝わるように
最高の録音技術が駆使されたのは言うまでもありません。
たとえば、同じ機種のピアノを弾いているのに
曲によって音が違うのです。
その曲のためには、その音でなければならない
という強い意志が伝わってきます。







'21MarchOZ CD.jpg



小曽根さんの60歳の節目にリリースされた二枚組のアルバム。
そして今年は
日本全国60カ所のコンサートツアーが予定されています。
このアルバムの中の曲たちは
どんなふうに演奏されるでしょう?
ほんとうに楽しみです~♫♪♡































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Stay with you          [響きのゆくえ]

美しい倍音が重なり

霧のような響きがゆれる



大きな愛にあふれた音楽は

頑なな心を解きほぐし

幸せな夢へのかけはしとなる




小曽根さんのピアノは心にダイレクトに響く
それは
聴いているひとりひとりに
音楽と愛を届けてくれるから。。


「Welcome to Our Living Room」


小曽根真さんの自宅からの配信が
ついに30回を越えました!

毎晩9時から1時間にわたってピアノを弾いてくれるという
前代未聞の配信です。

しかも!
ほとんどの曲が視聴者からのリクエスト!!

奥様が読み上げた曲名を聞き
「あ、それいいね」
と、弾いてくれるのです。
そのレパートリーの多さには本当にビックリ!
しかもジャンルを問わず!
ジャズのスタンダードはもちろん
ポピュラー、クラシック、さらには日本の曲も。
時には「知らないなー」という曲もあるのですが
「宿題ね!」と言うと
後日、あらためて弾いてくれるのはホントにすごい。


小曽根さんの演奏が素晴らしいのはもちろんですが
音質もバッチリ!
スタインウェイD型のコンサート・グランドピアノは
しっかり調律・調整されており
収録のマイクのセッティングも完璧。
音質は配信が始まってからも毎日改良されて行き
ヘッドホンで聴くと、ホールにいるような臨場感があります。

そうそう、最近は天井からのカメラで
ピアノを弾く手がアップになる時が増えて大興奮!

さらには吹き抜けのお部屋と
ガラス越しに見えるお庭の照明もステキでうっとり。。

ただでさえ小曽根さんのライブからは
いっぱいのエネルギーをもらってしまうのに
それが毎日だなんて!
これがハイにならない訳がないw

ほんとうに、こんな状況の中
正気を保っていられるのは小曽根さんのおかげ。



フェイスブックで配信されたライブが
すぐにユーチューブに投稿されていて
配信1日目からの動画全てがアップされています。
こちらは30日目のもので
最後に「We are the Word」が祈りを込めて演奏されています。









私は以前、小曽根さんが弾いたアストール・ピアソラ作曲の
「天使の死」を耳コピしたことがあった。
配信中にリクエストしたら
「『天使の死』ね」
と、そっ気ないお答え(悲
そしたら、その2日後に弾いてくれたのですっ!(きゃー
それはもうカッコいいピアソラ♡
さらに前よりもグレードアップしていて
放心~。
なにしろ、この「天使の死」は
小曽根さんの演奏を耳コピしたことがある大好きな曲。
耳コピしたものを譜面にして
小曽根さんのコンサートのサイン会の時に見せたら
「A」を書いて下さったのでした!
そんな思い入れのある曲を演奏してくれて、幸せです~♡



あ、その前にもこんなことが。
小曽根さんのゴスペルを聴きたくて何度かリクエストしたんだけど叶わず。
(昔、小曽根さんがゴスペルコーラスの伴奏をしていたという話を聞いた事が。)
その数日後、
「明日に架ける橋」をリクエストしたら
それをゴスペル調のアレンジで弾いてくれたので
倒れるほど嬉しかったのでした♡






ところで、ダニエル・ホープさんの配信は一区切り。
ベルリンのステキなお部屋から
こちらも、すばらしい音質で生演奏を届けてくれました。

それぞれの配信が「Episode」となっていて
毎回 違ったコンセプトでプログラムが組まれています。
ホープさんはクラシックにとどまらず
およそどんなジャンルの音楽も見事に弾きこなしてしまうので
多彩なプログラムが展開します。


ピアノのクリストフ・イズラエルさんが必要なものは編曲もして
リハーサルもバッチリの素晴らしい演奏会でした。

そしてゲストも豪華!
指揮者のサイモン・ラトルが登場した日にはビックリしましたが
彼が弾くピアノがオーケストラのように響いて、またビックリ!
クラリネットの貴公子ダニエル・オッテンザマーのカッコ良かったこと♡
そんな一流の演奏家の皆さんの他に
役者さんも登場して朗読したり
ホープさんてば一緒にお芝居まで!
それが不条理劇の「ゴドーを待ちながら」だなんて渋いっ!


最終日はマックス・リヒターの作品の世界初演もあり
また、彼がリコンポーズしたヴィヴァルディ「四季」の演奏には
リヒターがイギリスのスタジオから参加したのでした!

期間限定ですが、全ての配信がこちらで聴けます↓↓

Hope@Home



そうそう、最近ホープさんの配信は続編が始まったのです!
「on tour!」というタイトルで
場所をリビングルームから別の場所に移してのコンサート。
そこが古いボールルーム。とてもお洒落なんです♡
またまた楽しみが続いていきます~♫






小曽根さんも、ダニエル・ホープさんも
音楽を届けたいという一心で真摯な演奏を聴かせてくれます。
それは 彼らの「愛」そのもの。


ほんとうに

ありがとう。。。



私の心は

Stay with you


今までも

そして

これからも ずっと。。
































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Stay home, stay safe♡     [響きのゆくえ]

とうとう小曽根真さんも自宅からライブの配信を始めました!


大きなガラス窓の向こうに緑がいっぱいの庭。
天井は吹き抜けで とても高く
スタインウェイが良く響いている。。

それだけでもステキなのに
ライブが始まって数日後には
庭に照明を入れ
曲によっては部屋の明かりを落としたり。
さらには
音響もグレードアップ!

照明さんも音響さんもプロの方がたなので
もう、ライブハウス顔負け!

そこで繰り広げられる小曽根さんのパフォーマンスの
超豪華なことっ!
毎晩こんなにクオリティの高いステージが聴けるなんて
もう、どうしてくれよう!w

しかもそれが
全てリスナーからのリクエストなのです!
ライブを聴きながら書き込まれた曲目の中からチョイス。
その曲にまつわるエピソードを紹介してから
弾いてくれるのです。

ラテンあり、バラードあり、
クラシック、そしてもちろんジャズ!

なんて幸せな夜。。


小曽根さんのライブはフェイスブックですが

優人さんもインスタライブを始めました!!
こちらはトークだけですが、
毎回ゲストを招いてのお話です。
優人さんは交友関係がものすごく広いし
海外のお友達も登場して楽しい~。

優人さんと共演している
ヴィオラのアントワン・タメスティさんは
少し演奏もしてくれました♪♫


それから、
青木洋也さんの所属の教会での奉唱も聴けるのです!
礼拝がライブ配信されているって素晴らしい。
カラヴァッジョの「エマオの晩餐」が題材になった聖書のお話の日は
ドキドキしました。



そうそう、ダニエル・ホープさんの
ベルリンの自室からの配信は、ついに2期目になりました!

指揮者のサイモン・ラトルが登場し
ピアノを演奏したのにはビックリ!
まるでオーケストラのような音色でした♡



フランチェスコ・トリスターノも時々ライブをしてくれるし
教授とバッハを弾いた時の動画の公開(期間限定)もあるし
もちろん、NAOTOさんも清塚さんもガンガン配信しています♫


それやこれやをチェックするのに
なんだか毎日
とっても忙しいんです!!w

私は「今」発信してくれる人が大好き!


そして彼らのストリーミングの音響はホントにすばらしい♡
やっぱりプロの演奏は良い音で聴きたい。
彼らは聴く側の思いに
ちゃんと応えてくれている。

「配信は初心者で」と言ってアララの動画を見せられるのは、ちょっとね。
その人のファンなら楽しんでくれるけれどw





そして、ライブを聴くのに集中すると
心地よく疲れて気持ちよく眠りにつけます。
それは
心と身体のバランスが上手く保たれているから。




嬉しいのは
どのアーチストも配信のおしまいに
「Stay home, stay safe♡」
と言ってくれること。


元気でいれば
本当のライブを聴ける日が
必ず来るから。。




































































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Stay At Home           [響きのゆくえ]

おうちにいてね

あなたが安全で 健康であるために

おうちにいて

演奏を聴いてくださいね。。




たくさんの音楽家がメディアで演奏を発信しています。
演奏会が開けない、とんでもない事態。
でも
私たちは音楽を届けたい!
画面を通して そんな思いが伝わってくる。


フランチェスコ・トリスターノも、もちろん演奏してくれました。
それもバッハ!!
なんて久しぶりだろう。


 Francesuco Tristano

やっぱりフランチェスコが弾くバッハは最高~!!

と叫んだら
なんとっ
翌日にフェイスブックでライブ配信してバッハを弾いてくれました♡♫
(きっと聞こえたんだわ) ←w



3月28日はワールド・ピアノ・デイだったので
ドイツグラモフォンがピアニストのライブ配信を!
それも10人!!

  


こんなに贅沢しちゃっていいの?
ほんとに、これでもかってくらいの演奏を堪能しましたが
それぞれのご自宅での演奏なのが嬉しいですねえ。
いつも こんなステキなお部屋で練習してるのね~。
お部屋は性格がとても良く表れていて
あー、だから こういう演奏をするのねーと納得したり。

そして、何といっても最高なお部屋は
キット・アームストロングくんの教会!
演奏の前にカメラを操作して
美しい礼拝堂、その高い天井を映してくれました。
そこで奏でられるバッハは天上の音楽のよう。。

実はキットくんは、この数日前から
自分でライブ配信をしているのです。
毎日それが聴けるのは本当に幸せ♡


毎日といえば、
ダニエル・ホープもベルリンのステキな自宅から
ライブ配信しています。
この日はフランス・プログラム。
ホープさんのヴァイオリンがたっぷり聴けます♡
(他の日はゲストあり)

 Hope at Home




ほんとうに、オンラインで繋がることが出来るって
なんて幸せなのでしょう!
おうちにいるの、大好きです。



(おことわり)
紹介した動画は期間限定かもしれません。
ご了承くださいませ。


























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REQUIEM       [響きのゆくえ]

バッハ・コレギウム・ジャパン 公開リハーサル
             ~調布市グリーン大ホール


(指揮)鈴木優人
(合唱・管弦楽)バッハ・コレギウム・ジャパン


モーツァルト:レクイエム KV626 より
        コンフターティス・サンクトゥス・アニュスデイ

      :アヴェ・ヴェルム・コルプス





鈴木優人さんが、ついにバッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者に就任されました!
おめでとうございます!!

3日後の定期演奏会は主席として初の指揮。
そして、この日は公開リハーサルでの初めての指揮となりました。



'18SepBCJリハ.jpg



オーケストラの配置がいつもと違うな-。
そうか、バッハの時はヴァイオリンが指揮者の左側にいるのに
今回は1stと2ndが指揮者の左右に分かれています。
合唱の前には管楽器がずらり。
なるほど、モーツァルトは編成がかなり違うのですね。

などと思っていたら、優人さんが登場(拍手~
「酒の席と書いて酒席指揮者に就任しました」
と自己紹介www
「本当は『首』の方です(小声)首にならないようにしないと」

というわけで、優人さんの解説付きで(なんとありがたい!)リハーサル開始。

「レクイエム」は、未完のままモーツァルトは亡くなってしまいました。
弟子たちが完成させましたが、さらに足りない部分を優人さんの補筆で演奏します。


この日がオーケストラと合唱の初めての合わせと思えないくらいの高レベル。
それでも、指揮者から次々に指示が出されます。
それに対して感度良く反応する合唱と管弦楽の皆さん、さすがプロ!!

本番に向けて音楽が造り上げられる現場。
臨場感いっぱいで、本当にワクワクします。

優人さんは合唱の表現を本当に歌っているうちに没入してしまう場面が。
さすが酒席指揮者ww


最後に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
モーツァルトが死の床で最後の力を振り絞ってかいたといわれる
短いけれども、本当に美しい作品。
まさに天上の音楽。。

本番では さらに磨き上げられて演奏されることでしょう!





















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生きる喜び         [響きのゆくえ]

『ジョワ・ド・ヴィーヴル』のつくりかた

   話し手:鈴木優人(『ジョワ・ド・ヴィーヴル』アーティスティック・ディレクター)
   聞き手:田中泰 (クラシックソムリエ)


・・ピアノは平均律で調律されているので、長3度の幅が広いのです。
これは、倍音を聴くと良くわかります。

真ん中のミの鍵盤を、音を出さないようにそっと押さえ
2オクターブ下のドを弾くと、倍音のミがかすかに鳴ります。
これは、実際にミの鍵盤を弾いた時の音よりも ほんのわずか 低いのです。。





鈴木優人さんがアーティスティック・ディレクターをつとめる、
東京芸術劇場 開館25周年記念コンサート「ジョワ・ド・ヴィーヴル」のレクチャーでした。

プログラムの内容を語ってくれたのですが、
案内役の田中泰さんが振ってくれたおかげで優人さんの幼少の頃のお話から始まって学生時代の事、
そして勿論
曲のこと、出演者のこと、本当に沢山のお話が聞けました。
(ちなみに、田中泰さんは とってもダンディーな方です♪いつもラジオで聞く声もステキなのですが、
声と姿は比例するのでしょうか!)

優人さんが携帯の着信音に使っていた(昔の携帯は自分で音楽が打ち込めた)という
オリヴィエ・メシアン「トゥーランガ リーラ交響曲」。
プロジェクターに映し出された楽譜を見ると、長大で大変に難解な音楽のようですが
優人さんが聴きどころを楽しそうに話してくれると、
とてもワクワクしてしまいます。



実は、優人さんはこの日にオランダから来日したばかり。
(オランダに住んでいるので「帰国」ではない)
飛行機の中で楽譜を読んでいた、というより本当に指揮をしていたらしいw
これこそホントのエア指揮!
「空気を飛ばしていました」と言ってましたが(シュ!シュシュ!)
飛行機の中は集中できる空間なのだそうです。

この曲が2部の最後になり、曲名の通り「愛」を表します。
その前に吹奏楽で2曲。
これを演奏するのが若い音楽家たちなので、未来への「希望」。
さかのぼって1部はパイプオルガンと合唱の演奏会で「祈り」。

つまり「祈り」「希望」「愛」の3章からできているのです。


タイトルの「ジョワ・ド・ビーブル」(生きる喜び)は
「音楽を通して『生きる喜び』を伝えたい」という思いから名付けたのだそうです。
ルネサンスから現代音楽までを網羅したプログラムの全てを聴くと
音楽の移り変わりを体感することができます。


この劇場は3種類(ルネサンス、バロック、モダン)のパイプオルガンがあり
それぞれが違ったピッチで調整されているため、様々な時代の曲が演奏できます。
そこで、冒頭の音律から倍音の話になったのです。
そうそう、どんでん返しのように回転して
別のパイプオルガンが現れる様子は圧巻です!


合唱は24人の歌い手がさまざまなフォーメーションで歌い、
1人のコンテンポラリー・ダンサーが加わります。
合唱曲にはさまれて、優人さんのパイプオルガン即興演奏もあるとのこと。
耳も目も、五感の全てを駆使して祈りのステージを感じたいですね。

ところで、プログラムが決まった後に優人さんはスゴイ事に気付きました。

第1部の最後の曲 J.S.バッハ「我ら苦難の極みにあるときも」BWV641 は
「ソ(G)」で終わりますが、オルガンのピッチが半音低いので
実際には「ファ#(Fis)」が聞こえます。
第2部のストラヴィンスキー「火の鳥」はロ長調=主音が「シ(H)」
そして最後のトゥーランガリーラは嬰ヘ調「ファ#(Fis)」

Fis(Ⅰ)・H(Ⅳ)・Fis(Ⅰ)なので「アーメン終止」になるのです。
(賛美歌の最後に ♪アーメン と歌う、あのハーモニーです)
これこそ まさに、祈り。
希望と愛へと導く、大きな宇宙!



このコンサートの構想は1年前くらいから考えたそうですが
優人さんの思いが まるで運命の糸をたぐりよせるように
音楽と人々と、その愛を集め
「生きる喜び」の表現をする日に向けて
大きくふくらんでいくのです。。


この日は会場にグランドピアノが用意されていました。
優人さんは、それを弾いて曲の説明などをしてくれましたが
演奏も2曲ありました♬
どちらもオルガンで演奏する曲ですが、即興でピアノにアレンジしての演奏です。

お話の間に
スウェーリンク「涙のパヴァーヌ」

そして最後に、前述の
バッハ「我ら苦難の極みにある時も」
この曲を優人さんは3.11の年にずっと弾いていたそうです。。




さて、おしまいに質疑応答の時間がありましたが、
誰も手を挙げる人はいません。
それはもう、これだけ濃い内容を聞いてしまったら大満足ですもの。
なんだかパンドラの箱を開けちゃったみたいw
ほんと、11/1が楽しみ!!




'15芸劇ちらし.jpg














































クリスマス・オラトリオ          [響きのゆくえ]

「合唱団エルヴィオ・ソーヌス」第5回演奏会のおしらせ

クリスマス・オラトリオ.jpg





J.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」全曲(字幕付き)

2015年2月1日(日)13:30開演

東京文化会館大ホール



指揮・アルト:青木洋也
ソプラノ:澤江衣里
テノール:中嶋克彦
バリトン:加耒徹

管弦楽・合唱:エルヴィオ・ソーヌス




すばらしいソリストの皆さん、
そしてオリジナル楽器による管弦楽は
フルート:前田りり子、オーボエ:三宮正満、
コントラバス:西澤誠治をはじめ、実力者ぞろいです。
バッハの時代のサウンドを、どうぞご堪能下さい!

ちなみに「クリスマス・オラトリオ」の全曲演奏(しかも字幕付き!)は大変希少です。

合唱は総勢109名。
私はアルトを歌います♪
楽しんでいただけるよう、がんばります。
是非、聴きにいらしてください。



チケットは合唱団のサイト、またはチケットぴあで発売中です。

エルヴィオ・ソーヌス→ 
チケットぴあ→ 
















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