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情熱大陸!         [コンサートの記憶]



大きな愛につつまれて

はぐくまれた心は

本当の優しさを知っている。。




澤和樹還暦記念ファンド・レイジング・コンサート
                     ~東京藝術大学奏楽堂


(プログラム)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001より「アダージョ」
 Violin:澤 和樹
L.ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
 Violin:澤 和樹 Piano:蓼沼恵美子
B.バルトーク:2つのヴァイオリンのための44のデュオより
 Violins:澤 和樹・澤 亜樹
L.v.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130より「カヴァティーナ」
 澤クヮルテット
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
 Violins:岡本誠司・澤 和樹
Swingin’ Bach
 Violins:澤 和樹・葉加瀬太郎
葉加瀬太郎:情熱大陸
 Violins:葉加瀬太郎・NAOTO・澤 和樹
O.レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
 String 60 ~門下生、及び有志による~

(アンコール)
E.エルガー:弦楽セレナードより「ラルゲット」



'15Jan澤和樹.jpg


ホールの入り口に ↑これと同じ写真が等身大になって立っていらっしゃいます。
なんだか楽しい事が始まりそうな予感~♪

演奏会は、澤せんせいがヴァイオリンを弾きながら「せり」で登場するところから始まりました!
すばらしいバッハの無伴奏曲なんですけど、笑っちゃいけないトコロですよね・汗

この日は澤和樹先生の還暦記念演奏会なので、
前半は先生の活動が演奏で紹介されていく形です。

奥様のピアノ(とても美しい音色!)とのデュエット
そして娘さんのヴァイオリンとのデュエット。
全員がプロの演奏家だなんて、凄いファミリーです!

次は澤クヮルテットの演奏。
プログラムには1曲しか書いてありませんでしたが
世界中から先生にお祝いのメッセージが届いたという趣向で
様々なお国柄を表したアレンジで演奏されます。
長年、活動を共にしてきた仲間達の楽しさが伝わってきます。


さて、後半は門下生の皆さんが勢揃い。
バッハのドッペルコンチェルトは、
昨年ドイツの国際バッハコンクールで優勝した岡本誠司くんと澤せんせいがソロを弾きます。
岡本くんは、芸大の二年生。
古楽器の奏法をモダン楽器に生かす、という事で
コンクールもモダン楽器で受けました。(たのもしい!)
最近、オリジナル楽器での演奏が盛んですが
佐藤俊介さんのように、両方を使いこなす人はまだ少数です。
彼の後に続く、岡本くんのような人が増えますように。。

そうそう、生演奏は初めて聴きましたが
ナルホド語るようにバッハを弾いていて、大変好感が持てました。
特に緩徐楽章はテクスチャーの手触りが感じられるような あたたかい演奏で
すばらしかったです!

しかし、うしろで弾いている人達がビックリするようなメンバーで
澤先生のご指導力に脱帽です!

ここで、この後演奏する葉加瀬さんとNAOTOさんが登場~。
恩師の澤せんせいとMCです。
この日、私はNAOTOさんがどんな衣装で登場するかドキドキしていましたが
真っ白なスーツでした!
これは澤せんせいのご指定だったとか。
胸に大きな赤い羽根を付けていますが、澤せんせいに
「ずいぶん沢山募金したんでしょう。NAOTOさんのことだから」
と、いじられていました・汗

そう、澤先生は関西人なんですって。(やっぱっりw)
葉加瀬さんとNAOTOさんは澤門下ではモンダイジだったとか!
でも、こうやって先生のためにお祝いの演奏会をするなんて
すばらしいお弟子さんです。

葉加瀬さんはバッハのドッペルをステファン・グラッペリがジャズ風にしたものを演奏。
「さっき岡本君が弾いた『正調』とはずいぶん違います」
と、葉加瀬さんが言ったように
スイング、ノリノリのバッハです。
葉加瀬さん、実に楽しそうです~♪

「私はこういう音楽に憧れがあるんです」
と仰っていた先生もチョットしかめっ面ですが、楽しそうでしたよ!

そしてNAOTOさんも加わって「情熱大陸」!
奏楽堂でこの曲が聴けるなんて、スゴイよね。
モンダイジ二人はサスガのアドリブを聴かせてくれましたよ~♪

最後の曲が大変な人数で合奏するので、準備に時間がかかるため
ここで先生の生まれた時からの歴史を辿るスライドショーです。
お話はまた三人で。

生まれた時、とても大きくて「巨熟児」と先生は仰っていましたが
年代順に見ても、いつも同学年の友達より老けて見えていて、場内爆笑です!
だって、小学生なのに30歳くらいのオッサンに見えるんですもの・汗
葉加瀬さんもNAOTOさんも ツッコミようがなくて困ってましたよ。

さて、最後の曲は澤先生の指揮です。
お弟子さん達の、先生を思う気持ちがいっぱいに溢れて
本当に心が温かくなる、ステキなレスピーギ。。


先生が、どれだけ深く音楽を愛し
どれだけ情熱をこめて指導をしてきたかが良く解る
すばらしい演奏会でした。








































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