The Quiet Girl [カーテン・コールの後に]
コット、はじまりの夏
~ヒューマン トラスト シネマ有楽町
原題:An Cailín Ciúin(アイルランド語)/The Quiet Girl(英語)
原作:「Foster」 Claire Keegan
監督:コルム・バレード
出演
コット:キャサリン・クリンチ
アイリン:キャリー・クロウリー
ショーン:アンドリュー・ベネット 他
大家族の中で寡黙に育った少女が
母の出産のため親戚に預けられる。
アイルランドの田舎、
酪農家の夫婦と少女の微妙な距離感が
自然の光や風とともに描かれる。
登場人物が皆多くを語らず
それぞれの思いを秘めている。
それがダイレクトに伝わってきて
心がゆさぶられる。。
こんなに台詞が少ないのに
痛いほど 気持ちが解る。
ちょっとした しぐさ
そして表情。
草原の香りや
木もれ日のきらめき
やさしい風まで感じられる
控えめだけれど
雄弁な映像。。
印象的で
心あたたまる作品に出会えて
ほんとうに幸せ。。
~ヒューマン トラスト シネマ有楽町
原題:An Cailín Ciúin(アイルランド語)/The Quiet Girl(英語)
原作:「Foster」 Claire Keegan
監督:コルム・バレード
出演
コット:キャサリン・クリンチ
アイリン:キャリー・クロウリー
ショーン:アンドリュー・ベネット 他
大家族の中で寡黙に育った少女が
母の出産のため親戚に預けられる。
アイルランドの田舎、
酪農家の夫婦と少女の微妙な距離感が
自然の光や風とともに描かれる。
登場人物が皆多くを語らず
それぞれの思いを秘めている。
それがダイレクトに伝わってきて
心がゆさぶられる。。
こんなに台詞が少ないのに
痛いほど 気持ちが解る。
ちょっとした しぐさ
そして表情。
草原の香りや
木もれ日のきらめき
やさしい風まで感じられる
控えめだけれど
雄弁な映像。。
印象的で
心あたたまる作品に出会えて
ほんとうに幸せ。。
Das wohltemperierte Clavier,2 [コンサートの記憶]
鈴木優人 J.S.Bachを弾く 3
~トッパンホール
(チェンバロ)鈴木優人
(プログラム)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870~893
(アンコール)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
第1番ハ長調 BWV846 プレリュード
チェンバロの美しい音色は
楽器に描かれた装飾にそっくり!
奏でる音楽は
熟考された壮大な物語。
複雑に絡み合うポリフォニー。
それなのに
なんと明晰なことか。
それぞれの旋律が
とてもクリアに聴こえてくる。
24のプレリュードとフーガが
12ずつ前後半で奏された。
前半はそれぞれの作品の
調性が鮮やかに表現され
色彩が見えるよう!
シャープが6つの
13番Fis-durからの後半は
アーティキュレーションが
さらに強調され
時にアグレッシブに、
また流れるように紡がれるエピソード。
ドラマチックな展開に
時を忘れて聴き入った。
そして
鳴り止まない拍手に応えてのアンコール。
優人さんは年明け早々の心が痛む出来事に触れ
「音楽を聴いている間は忘れることができる」
ほんとうに!
そうして演奏された
透明感のあるハ長調に
緊張がゆるみ 涙。。
久々に優人さんのチェンバロ・ソロを
聴くことが出来ました。
このところ指揮に大活躍の優人さんですが
私は何といっても優人さん=チェンバロ推しです!
この日の演奏会は
「J.Sバッハを弾く」という
3回シリーズ(2021年から)の最終回。
これで一区切りって、寂しすぎる~
また聴けますように(祈♡
~トッパンホール
(チェンバロ)鈴木優人
(プログラム)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870~893
(アンコール)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
第1番ハ長調 BWV846 プレリュード
チェンバロの美しい音色は
楽器に描かれた装飾にそっくり!
奏でる音楽は
熟考された壮大な物語。
複雑に絡み合うポリフォニー。
それなのに
なんと明晰なことか。
それぞれの旋律が
とてもクリアに聴こえてくる。
24のプレリュードとフーガが
12ずつ前後半で奏された。
前半はそれぞれの作品の
調性が鮮やかに表現され
色彩が見えるよう!
シャープが6つの
13番Fis-durからの後半は
アーティキュレーションが
さらに強調され
時にアグレッシブに、
また流れるように紡がれるエピソード。
ドラマチックな展開に
時を忘れて聴き入った。
そして
鳴り止まない拍手に応えてのアンコール。
優人さんは年明け早々の心が痛む出来事に触れ
「音楽を聴いている間は忘れることができる」
ほんとうに!
そうして演奏された
透明感のあるハ長調に
緊張がゆるみ 涙。。
久々に優人さんのチェンバロ・ソロを
聴くことが出来ました。
このところ指揮に大活躍の優人さんですが
私は何といっても優人さん=チェンバロ推しです!
この日の演奏会は
「J.Sバッハを弾く」という
3回シリーズ(2021年から)の最終回。
これで一区切りって、寂しすぎる~
また聴けますように(祈♡
Early Music WorkshopⅡ [語られる音たち]
アンサンブル・パルテノペ ワークショップⅡ
~Mサロン
(2日間のワークショップの1日目を聴講)
講師:〈アンサンブル・パルテノペ〉
朝吹園子 (バロック・ヴァイオリン)
懸田貴嗣 (バロック・チェロ)
西山まりえ (チェンバロ、オルガン)
「通奏低音のつくり方」
通奏低音は以下の状況によって異なる。
・時代・作曲家・奏者
・楽器(チェンバロ・リュート・オルガン)
・場所(広い場所・サロンのような場所)
・聴衆の有無
アルカンジェロ・コレッリ(1653~1713)
ヴァイオリン・ソナタ Op.5-11ホ長調 第1楽章
・講師演奏
1.入試のスタイル
2.ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(バッハの従兄弟1684生まれ)の
編曲(チェンバロ)
3.トレッリのリアリゼーション
3.パルテノペのオリジナル
(メモ)
・調号の書き方:導音の#は書かない
5線の中に同じ音がある場合は両方に#を書く。
・アーティキュレーション:様式に学ぶ。
順次進行=レガート(主音を長めに。オーバーレガートを使う)
カデンツのバス=ノンレガート(オクターブの跳躍)
フレーズの切れ目は間をあける
速度にもよる
・チェンバロの和音は拍頭or前に出すか決める
(ジュミニアーニなどのソロ曲には前に出すものもある)
・チェロはロングトーンをふくらます事が可能
チェンバロはアルペジオが可能
ex:クレッシェンドは和音を増やす
・通奏低音はインテンポが基本
メロディーパートがアゴーギグができる流れをつくる
講師の皆さんの素晴らしい演奏に聴き惚れ、
深いお話が伺えた上
超初級の質問に親切にお答えいただき感激!
昨年も思ったけれど、
講師の方が雰囲気づくりを大切にして
細やかな気配りをして下さるので
心おきなく質問や会話が出来る。
とても居心地が良い♡
そうそう、講師の皆さんは
ムズカシイ言葉を使わないのですよ。
音楽的にとても高い水準の内容なのに!
難しいことを易しく、解りやすく話すのは
実はとても大変な事なのに
楽しく学べて、本当にありがたい。
そして、
レクチャーの後の公開レッスンは
プロ奏者ならではの言葉掛けで
生徒さんの演奏がぐんぐん変化!
まさに充実の一日でした。
~Mサロン
(2日間のワークショップの1日目を聴講)
講師:〈アンサンブル・パルテノペ〉
朝吹園子 (バロック・ヴァイオリン)
懸田貴嗣 (バロック・チェロ)
西山まりえ (チェンバロ、オルガン)
「通奏低音のつくり方」
通奏低音は以下の状況によって異なる。
・時代・作曲家・奏者
・楽器(チェンバロ・リュート・オルガン)
・場所(広い場所・サロンのような場所)
・聴衆の有無
アルカンジェロ・コレッリ(1653~1713)
ヴァイオリン・ソナタ Op.5-11ホ長調 第1楽章
・講師演奏
1.入試のスタイル
2.ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(バッハの従兄弟1684生まれ)の
編曲(チェンバロ)
3.トレッリのリアリゼーション
3.パルテノペのオリジナル
(メモ)
・調号の書き方:導音の#は書かない
5線の中に同じ音がある場合は両方に#を書く。
・アーティキュレーション:様式に学ぶ。
順次進行=レガート(主音を長めに。オーバーレガートを使う)
カデンツのバス=ノンレガート(オクターブの跳躍)
フレーズの切れ目は間をあける
速度にもよる
・チェンバロの和音は拍頭or前に出すか決める
(ジュミニアーニなどのソロ曲には前に出すものもある)
・チェロはロングトーンをふくらます事が可能
チェンバロはアルペジオが可能
ex:クレッシェンドは和音を増やす
・通奏低音はインテンポが基本
メロディーパートがアゴーギグができる流れをつくる
講師の皆さんの素晴らしい演奏に聴き惚れ、
深いお話が伺えた上
超初級の質問に親切にお答えいただき感激!
昨年も思ったけれど、
講師の方が雰囲気づくりを大切にして
細やかな気配りをして下さるので
心おきなく質問や会話が出来る。
とても居心地が良い♡
そうそう、講師の皆さんは
ムズカシイ言葉を使わないのですよ。
音楽的にとても高い水準の内容なのに!
難しいことを易しく、解りやすく話すのは
実はとても大変な事なのに
楽しく学べて、本当にありがたい。
そして、
レクチャーの後の公開レッスンは
プロ奏者ならではの言葉掛けで
生徒さんの演奏がぐんぐん変化!
まさに充実の一日でした。