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MOZART        [歌にたくして]

エルヴィオ・ソーヌス 第8回演奏会
             ~東京オペラシティコンサートホール



指揮:青木洋也
ソプラノ:澤江衣里 ・隠岐彩夏
メゾソプラノ:輿石まりあ
テノール:中嶋克彦
バリトン:白岩洵

管弦楽:オーケストラ・シンポシオン

合唱:エルヴィオ・ソーヌス


(プログラム)
モーツァルト:Litanie(聖体の祝日のためのリタニエ)KV243
       Missa in c(ミサ曲ハ短調「大ミサ」)ベルニウス&ヴォルフ版(2016) KV427






さっと ひと筆書きでかかれたような音楽。
みずみずしく、あたたかく そして青春を駆け抜けるような爽快感!
「リタニエ」はモーツァルトが20才という若い日の作品。
けれど よく楽譜を読んでみると、実に巧妙につくられている事に気付く。
さすが天才!!

そして未完の大作「大ミサ」は
独唱の美しさもさることながら
合唱はその名にふさわしく、まさに荘厳な伽藍のよう。。



しかしモーツァルトは譜面がシンプルなだけに、演奏はとても難しい。


とにかく正確に音程をとりたい!
そのために考え出した練習方法を自分に課す。
似ていても微妙に違うパッセージを頭にたたきこんでいく。
そして言葉!
ラテン語の歌詞の意味を熟考し、自分の中に落とし込む。
(なんとレポート提出の課題もあるほど、指揮者はテキストにこだわりを持つ。)

そんなふうにして迎えた本番の日は
モーツァルトの誕生日の1月27日。



この美しいホールでリハーサルが始まる。

'18Janエルヴィオ1.jpg




どの作曲家も鍵盤のための曲以外に、さまざまな楽器の作品をかいている。
オーケストラと共に合唱を演奏する事で
それらを体験し、違った視点から鍵盤の作品を見ることが出来る。


さあ、今できることを全力でやり切った後は
指揮者の牽引力にまかせるのみ!

本番のテンションは限りなく高く
全身全霊で表現する音楽が
大聖堂のようなホールを渦巻き
天空へとのぼっていく!









'18Janエルヴィオ2.jpg



喝采の中、幸福な気持ちでいっぱいになる。
それは
モーツァルトの音楽を
聴いてくれた人、ひとりひとりに届けられたという充実感。。。
























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