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ロベルタ・マメリ マスタークラス 2018 [語られる音たち]

チェンバロ・リュートとともにバロックを歌う
             ~えびらホール



マメリ先生がお手本を歌うと
最初のひと声で場面の色彩が現れ
その曲の世界に入り込む

先日のリサイタルが思い出されて再び感動。。




'18NovマメリMC2.jpg





バロック曲独唱のレッスンを聴講しました。

去年はアンサンブルのレッスンでしたが、今年は独唱だったので
呼吸、発声から歌詞の発音、フレージング等、とても細かく丁寧なご指導を間近に見られて
本当に勉強になりました。

真剣なレッスンだけれど、陽気で気さくなマメリ先生。
受講生がちょっとでも向上すると
「ブラーバ!」
「モルト ベーネ!」
「ブラビッシモ!!」
と、すかさず誉めてくれるので
こちらも嬉しくなってしまします♡

惜しまれるのは、通訳が全て訳してくれなかったこと。
細かく訳さなくても大丈夫という前提だったのでしょうか?

しかし、外国語は難しいですね。
受講生の皆さんはとてもお上手に発音されていましたが
マメリ先生は
「イタリア語と日本語が混ざってる」
と仰っていました(Oh!




(以下、自分のためのメモ)レッスンは2日間でしたが部分的に聴講しました。

・常に身体が開いている状態で立つ。しなやかに。
 誰かに押されてもゆるがない。全て準備されている。
 肩を上げない。手はリラックス。

・その状態で、頭の後ろから到達した音が前へ向かっていくように歌い出す。
 声は常に斜め上をめざす。

・お腹の周りを柔らかくする。
 →受講生が歌っている最中に先生が手でお腹をもみほぐしてあげていた。
  先生が歌っている時のお腹の状態を受講生に触らせて確認させていた。

・お腹を固くすると声に影響する(震えるなど)ので気を付ける。

・Pとfは空気の圧が同じ。

・音程によって母音が変わってしまわないように音階(音3つでもOK)でゆっくり練習する。
 母音は常に「前」にあること。

・跳躍の時、低い音を歌う時も高い音を歌うポジションで。

・モンテヴェルディの時代はテキストが大事。
 イタリア語を読んだ時の抑揚が、そのまま音楽になっている。
 言葉の方向性。
 楽譜にかかれている音符よりも自由に歌う。

・メリスマは大事な音に重さを乗せる(もたれかかる)。
 どこに方向性を持って向かっているか。

・自分がやりたいことを解って、それを人に伝える。

・自分の出来る、最高のことをやろうと思うこと。



























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