絵筆は歌う [アートに逢いに]
軽やかな色彩のハーモニー
無邪気で陽気で・・
けれど
少しだけ せつなくて
デュフィ展
~Bunkamura ザ・ミュージアム
ポストカードなどで良く目にしますが、きれいなだけの絵だと思っていました。
たまたま展覧会に行くことになり、さほど期待していなかったので
あまりの美しさに本当に驚きました!
「ノジャン、ピンクの橋と鉄道」
会場の解説・・・絵画に光りを現すために 描かれたそれぞれの対象に陰影を与えるのではなく、 印象派のように点描で表現するのでもなく、光を色彩の帯へと分割する手法は
テキスタイル制作から発展した。
そのテキスタイルも展示されており、なかなかお洒落。
そしてドレスのデザイン画がこれまた秀逸!
「パリ」
朝、昼、晩のパリの風景です。
私はこの絵の前で ずいぶん長い時間を過ごしました。
心躍るパリのいちにち。。
その中に迷い込んでしまったような錯覚を覚えるほど、長い時間を。
「電気の精」
1937年パリ万博の時に10m×60mの壁画として展示されたそうです。
右端から古代の哲学者に始まって、年代を追って科学者や発明されたものが描かれています。
左の方に電気の精が飛んでいます。。
細かく見ると本当に楽しい!
こちらも是非ご覧下さい→電気の精
デュフィは自分の中にある童心を思う存分 表現しているようです。
そのための技術を一朝一夕に手に入れたものではないことが
この展覧会で良くわかりました。
「麦打ち」
デュフィが亡くなった日の朝
アトリエのイーゼルに立てかけられていた絵です。
明るい色彩の中
天国への階段をのぼっていったのでしょう。。
2014-06-29 00:49
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