秋の夜に

愁いと情熱

３人の美しいディーヴァが織りなす

あでやかなハーモニー






ご覧下さい、この見事なミスマッチ！

お寺の本堂にグランドピアノです～
こんなコンサート、希少ですね。



フルートとヴァイオリンとピアノ。
これはもう西洋の楽器ですから、響きが命。
石造りの文明の音楽を和式の建物でするのはタイヘンです。

何しろ、響かない！
これは演奏者泣かせです。

しかーし、この日演奏した３人の女性は
さすが、プロ！でした。

最初の方は楽器の音が直接耳に飛び込んで来る感じでしたが
次第に上手にコントロールしてゆき
プログラム後半は、畳の上で弾いているのを忘れるくらい
伸びやかな音楽を奏でてくれました。



（アンコール）
ふるさと～情熱大陸




南部姉妹の息の合ったデュオを
武田さんの和声感豊かなピアノが支えます。

フルートのやすかさんは編曲もするのですね。
ステキなアレンジで聴くと、聞き慣れた曲も新しい発見が。

ヴァイオリンのれいなさんは
来年３月にオーケストラとコンチェルトを演奏するそうで、
この日はその曲も聴けました。
これからの活躍が楽しみですね！

ピアノ独奏曲は
なんと！私の大好きな「道化師の朝の歌」（嬉～
しかも
こんなにドラマチックな「道化師」が聴けるとは！
なんという幸運でしょう！！


さて、プログラム終盤は耳なじんだ曲が続き
お客様は大満足♪

アンコールの「ふるさと」は
フルートの独奏から始まり、ヴァイオリンが加わり
さらにピアノ、という
心憎い演出です。
それがノリノリの「情熱大陸」になり
この日のテーマのパッションが最高潮に！








本堂を出ると、お寺の明かりが優しく見送ってくれます。

興奮さめやらぬ思いで皆が口々に話すのは
演奏のすばらしさ、そして
このコンサートを企画した人への感謝の気持ちでした。。

コンサートの企画・運営は　まさに縁の下の力持ちです。

会場や集客、アーティストへの配慮などなど
雑用を含めて膨大な仕事があるのです。

それをクリアし、当日は行き届いた状態でお客様を迎る事は
本当に大変です。

私たちが音楽に集中できたのは
そういった事が全て良い状態で運んでいたからに他なりません。

心のこもった、あたたかい雰囲気が
会場全体を満たしていたことが
聴く人々を幸せで満たしてくれたのです。

すてきな夜のプロデュースをしてくれたShinさんに、深く感謝します。

コメント 2

チョット目頭が熱くなってしまいました（笑）　構想一年、日本で企画するのも初でしたし、いつもはチームで動くのですが今回は一人でこなしたので物凄く大変でした。。

プログラムですが実はココだけの話、本編の最後が情熱大陸でアンコールに赤とんぼが最初に送られて来たリストでした、私の希望で情熱大陸をアンコールに移しフルートの独唱から流れていくプランにしたのですが会場の反応を見て、バッチリ決まったな～とほっとしてました。

的確な感想をレポート記事をありがとうございます！後ほど当ブログでもリンクさせて頂きます。

Shin.Sion.

P.S
ヴァチカン後援お気をつけて！今夜の便でパリに帰国してしまうので13日の壮行演奏会に伺えず残念なのですがコンサートの成功を祈願しております♪

by shin.sion (2014-10-12 11:41) 

Shin.Sionさん♪
心のこもった演奏会、贅沢な夜を堪能いたしました。
これだけの企画をお一人でやり遂げられたのですね！
私も企画・運営をする側なので、ご苦労が良く解ります。
本当におつかれさまでした！

集った皆さんの幸せな気持ちが、波動になって広がっていくと
世の中が潤っていくのではないでしょうか。

ヴァチカン国際音楽祭、東京での壮行演奏会の後は
いよいよ現地でのコンサートです。
パリからローマまでは近いので（笑）、ご予定が合えば是非！
10/24 サン・ピエトロ大聖堂にてミサ
10/26 サン・パオロ大聖堂にて演奏会です。
心を込めて歌いますね。



by Halumi (2014-10-12 23:10)