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Reborn 2020         [コンサートの記憶]

嵐の海を越えて

夜の闇が遠ざかった時

オリーブの小枝をくわえた鳩が飛んでくる

あたたかい光につつまれる日が必ず来ると

信じよう!








小曽根さんの自宅からのライブ配信「Welcome to Our Living Room」は
4月の初めに始まり、5月31日にファイナルを迎えた。
なんと53日間!毎晩休むことなくピアノ演奏を届けてくれた。

以前も書いたけれど、本当に音質が良くて
小曽根さんちのスタインウェイD型コンサートグランドピアノの
すばらしい響きを存分に堪能した。
何しろペダルを踏んだ時にダンパーから発せられる
「シャーン」という微かな音まで聞こえるのだ。
低音の重厚さ、高音の煌びやかさ 
そして倍音の重なりは 空間を豊かに彩る。
もちろん、ジャズの醍醐味であるシャープな音は
小気味よいほどにクリアで切れ味抜群!

今さら言うまでもないけれど
小曽根さんの演奏は まさに神業!
真上からとらえたピアニストの両手は
縦横無尽に鍵盤を駆け巡る。

クラシックで言えば超絶技巧。
それを瞬間の閃きで音楽をクリエイトする
即興演奏でやってのけるのだ。
技術はもちろん
強い意志と深い洞察力がなければ成り立たない。

そして
音楽を信じる愛。

小曽根さんのピアノから
最高にポジティブな音楽とともに
愛が溢れてくる。
どんな曲からも幸せな響きが聴こえてくるんだよ。
だから
ありのままの素直な自分でいられる。。


それにしても53日連続というのは本当に凄い!
私は20年以上も小曽根さんの追っかけをしてるけどw
こんなに続けて聴いたのは初めて!
もしかしたら小曽根さん自身も初めてだったかもしれない。



最終日には「ちょっとしたサプライズがあります」
と、小曽根さんからのアナウンス。

それが、こんなに凄い展開だとは!!


これまで、毎晩9時になると配信が始まり
小曽根さんちのリビングルームが映し出されたのだけれど
最終日は場所が違う。
なにやらスタッフらしき人達が「ようこそ」とか言ってる。
ドアが開くと
なんとなんと
渋谷のオーチャードホール!!!


これがファイナル・ステージ。
号泣。。


'20June OZ1.jpg


最後、アンコールの曲は「Reborn」。
力強いピアノ!
大きな包容力 そして愛。
この音楽とともに
未来に向かって歩み出そう!




次は本当にコンサート会場で
ナマの音を届けたい

小曽根さんの思いがいっぱい伝わってくるファイナル。

もちろん
足を運びましょう。
空気を振るわす音を聴きに!


・・でもね ちょっと心配なのは
53日間ずっと、小さな子どものように
大泣きしたり爆笑したりしてたから
コンサート会場でもやってしまいそうw







'20June OZ2.jpg



小曽根さん


嬉しいことに

53の全ての夜を ともに過ごすことができました

本来なら

拠り所のない不安の中に放り込まれたはずなのに

小曽根さんのピアノを聴くことで

穏やかであたたかい心でいられた奇跡!

2020年の春を

そんなふうに 愛おしく思い出すことが出来るのは幸せです

53日 ほんとうに ありがとう

















































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