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ホールに響くバッハ     [語られる音たち]

大塚直哉レクチャー・コンサート
オルガンとチェンバロで聴き比べるバッハの“平均律”
Vol.4 バッハの生きた時代と“平均律”
           ~彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール


J. S.バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第2巻」より
        第1番 BWV870 ~第6番 BWV875

ゲスト 加藤浩子(音楽評論家)




バッハ平均律を
チェンバロとオルガン両方の演奏で聴けるとは超豪華!
そして、全く別の作品に聴こえて本当に驚いた!

奏者がそれぞれの楽器の特性を生かせるから
こんなにも違いが露わになるのだろう。

大塚直哉さんの解説は作品の内容にとどまらず、
時代背景やバッハを取り巻く人々にもおよぶ。

また、ゲストの加藤浩子さんが
バッハが暮らした街を年代順に
たくさんの写真とともに紹介してくれて楽しかった!




'20July大塚.jpg



私にとって4ヵ月ぶりのホール。
再開の音楽がバッハだなんて、こんなに嬉しいことはない。
やっぱり演奏会は最高!!

大塚さんも、お客さんとともに音楽をする喜びを
嬉しそうに語っていた。

ところで、この日はA=442くらい?
オリジナル楽器はもっと低いピッチが常なので、驚き。

調律が平均律に近いのは
"Das Wohltemperierte Klaier"
ほどよい調律、すなわちどんな調性でも演奏が可能
というバッハの意図に沿っているのでしょう。

このレクチャー・コンサートは
3回にわたってバッハ平均律1巻が行われ、
好評につき2巻に突入したもの。
私は今回ようやく予定が合致して来場できたので
前のシリーズでピッチの解説は行われたのかもしれない。







さて、この演奏会の開催にあたって
事前にホールから席とっかえの案内が来ていました。


'20July大塚3.jpg



いざ、ホールに着いてみると
これでもか!というくらいの安全対策がとられていました。
来場者に向けても数々の注意事項。

もう、本当に手間がかかって大変なのに
どんなに大変でもやるっ、という気迫を感じたのでした。

来場者もけっこう負担があったけれど
そんな事はホールで聴ける喜びが打ち消してくれました。
心から、開催に感謝します。








































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