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桐朋学園音楽部門同窓会
創立70周年記念コンサート
　　　　　　　～サントリーホール





（プログラム）
第１部
メンデルスゾーン：弦楽八重奏より第１楽章＊カルテット・アマービレ、ウェールズ弦楽四重奏団
ショパン：ボレロOp. 19　　　　　　　　　＊大谷奏介（ピアノ）
ツァーベル：噴水Op. 23　　　　　　　　　＊南波美月姫（ハープ）
カサド：親愛なる言葉　　　　　　　　　　＊渡邉伶音（チェロ）・清水和音（ピアノ）
イザイ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ＊中野りな（ヴァイオリン）
バラキレフ：東洋風幻想曲「イスラメイ」　＊亀井聖矢（ピアノ）

第２部
J.S. バッハ：シャコンヌ　　　　　　　　　＊郷古廉（ヴァイオリン）
カンビーニ：木管トリオ　＊Cocomi（フルート）・佐藤由起（ファゴット）・森松炎山（オーボエ）
ラヴェル：ツィガーヌ　　　　　　　　　　＊徳永二男（ヴァイオリン）・清水和音（ピアノ）
ロッシーニ：ウィリアム・テル序曲
チャイコフスキー：花のワルツ　　　＊高嶋ちさ子と12人のヴァイオリンニスト（桐朋バージョン）

第３部
ヴィヴァルディ：ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
　　　　　　　　　　　　　　ソロ＊山根一仁（ヴァイオリン）・横坂源（チェロ）
ヴィヴァルディ：『四季』　　ソロ＊郷古廉・小林美樹・服部百音・南紫音（ヴァイオリン）
チャイコフスキー：弦楽セレナード　ハ長調 Op.48

ヴァイオリン：郷古廉、山根一仁、神谷未穂、礒絵里子、渡邉ゆづき、南紫音、服部百音、小林美樹、
　　　　　　　崎谷直人、三原久遠、篠原悠那、北田千尋
ヴィオラ：篠原友美、田原綾子、横溝耕一、中恵菜
チェロ：横坂 源、富岡廉太郎、笹沼樹、新倉瞳
コントラバス： 池松宏、本間達朗、内岡沙月

チェンバロ：植山けい










オープニングから
ウェールズ&アマービレの八重奏曲に心掴まれる！
溌剌と躍動する音楽に胸が高鳴る。





チェリストの堤剛さんと
指揮の大友直人さんがマイクを持って登場し
桐朋の７０周年記念についてのお話。






第１部は在学中の小学生～大学生の演奏。
皆さん、将来はバリバリ活躍しそう！

トリは飛び級で大学生になった亀井聖矢さん。
なんと最高なイスラメイ！！
超絶技巧なのは　よーく知ってましたが
音が細部まで本当に美しい。
どんなに速くても、完璧にコントロールされている。
その上、人を惹き付ける魅力に溢れているのだな。

亀井さんは、ロン＝ティボー国際コンクールで１位になったばかり。
配信でも素晴らしい演奏に感激したけれど
やはりナマはその何百倍も凄かったよ♡









第２部は卒業した若手の演奏。
しかーし！
３組目の三浦文彰さんが欠席。
スペインからの帰国の飛行機が飛ばず、演奏会に間に合わない！
（これを高島ちさ子さんが解説。さすがお話が上手ですｗ）
そこで、徳永二男先生が替わりに演奏することに。
昨日決まって、今日の朝ちょっと練習して
「ツィガーヌ」を暗譜で弾くのかー（凄！！
さすがレジェンド、渋くバッチリとキメて
清水和音さんのピアノに全く負けてません（え？

そして高島ちさ子さんが
１２人のヴァイオリニストを引き連れて登場。
吹奏楽のマーチングのようなパフォーマンス。
これは世間では人気を博しているようですねｗ











第３部、まずはヴィヴァルディの二つの協奏曲。
素晴らしい合奏とともに
それぞれのソリストの個性が際立つ。
ぐんと成長した演奏が聴けて印象に残ったのは
山根一仁さん、横坂源さん、南紫音さん。
そうそう
新倉瞳さんが通奏低音を弾く時に
チェロのエンドピンを仕舞い、
古楽器のように足に挟んでいたので驚いたよ。



そして圧巻はラスト。
指揮なしでの弦セレ！！

まるで１パート１人で弾いているかのように
ピッタリ合った音程で奏でる優美な音楽。
繊細さと大胆さを併せ持つ演奏は
ゆるぎない伝統が
未来へと続く軌跡。。








全部で４時間という長尺の演奏会でしたが
若いエネルギーに溢れる音楽に
時を忘れて聴き入ったのでした。