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Early Music Workshop      [語られる音たち]

アンサンブル・パルテノペ ワークショップ
           ~中野Space415

講師:〈アンサンブル・パルテノペ〉
     朝吹園子 (バロック・ヴァイオリン)
     懸田貴嗣 (バロック・チェロ)
     西山まりえ (チェンバロ、オルガン)



2日間 行われたワークショップの2日目を聴講。
まずはレクチャーから。

アルカンジェロ・コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ Op.5-6

講師の皆さんの演奏で、この曲の第1楽章 Grave を聴く。

今年最初の生音!
清らかな音色に心が洗われる。。

旋律を担うヴァイオリンは
楽譜にかかれた音を装飾して演奏する。
「最初はシンプルに」
と仰っていたけれど、
こ、これでシンプルなの?!
というくらい、多くの装飾が聴こえる。

チェロはアーティキュレーションも
強弱記号もかかれていない譜面から
豊かな表情を引き出す。

そしてチェンバロは
バスの音符に付けられた数字により
即興でハーモニーを奏でる。

コレッリ(1653~1713)は
今年没後310年で、このワークショップの前日が命日。
バロック・ヴァイオリン界では
彼のソナタ集は金字塔。

即興のしかたは作曲者が編曲したものを参考にする。
アンサンブルは
現在起きていることからインスピレーションを得て弾く。

装飾は様式感、時代に即している事が重要。
その表現を追求するために
例えばヴァイオリンなら
作曲された時代の弓を使用する。




'23Janパルテノペ2.jpg




レクチャーはもちろん、
それに続くレッスン(4組)も
深掘り盛り沢山なのに初心者に優しくて感激~。


プロの演奏家の皆さんが
惜しげなく
素晴らしい演奏を次々に披露して下さり
あたたかな雰囲気の中で
コアなお話も聞けて
本当に貴重な時間でした。











































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