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A Time for Us      [語られる音たち]

加耒徹が歌う映画音楽&イギリス歌曲
        ~朝日カルチャーセンター 新宿教室

(出演)
加耒徹(バリトン)
松岡あさひ(ピアノ)

(プログラム)
映画「ロミオとジュリエット」より「私たちの時」
映画「ひまわり」より「失われた愛」
映画「シェルブールの雨傘」より「あなたを待つ」
映画「慕情」より主題歌
アイルランド民謡:ダニーボーイ
トラディショナル(ブリテン編曲):庭の千草
クィルター:私の生きることの喜びよ
フィンジ:私は行く必要はない
    :二十年の五倍の季節のうちに
    :私はそれまで人生をあまり気にかけることはしなかった
    :私は逢いの神に言った
トスティ:私を愛して!
ミュージカル「ラ・マンチャの男」より「見果てぬ夢」






深く豊かなバリトンヴォイスが
空気を震わせ
心が揺れる

それぞれの作品の世界が
目の前に立ち現れる
夢のようなひと時。。



'23Oct加耒1.jpg



何の装飾もない部屋なのに
加耒徹さんが歌うと
仄暗い中世の城
どこまでも続くひまわり畑
石畳が光る雨の街・・
そんな風景が広がる。

ナマでしか聴くことが出来ない
倍音をたくさん含んだ
すばらしい声!
そして
作品を深く読み込み
豊かに表現される
愛情深い歌唱は
まさに圧倒的。。


そして
松岡あさひさんのピアノの
ほんとうに多彩な音色!
素晴らしい共演でした。



'23Octかく2.jpg



この日は
加耒徹さんの新しいCD「A Time for Us」の
お披露目なので、そこからの抜粋が歌われ
また、作品の解説もありました。

加耒さんが大学生の時の専門はイギリス歌曲。
アメリカ英語とは発音が異なるイギリス英語は
歌曲の発声に適しているのだそう。

思い入れの深いイギリス歌曲とイギリス民謡、
そして親しみやすい映画音楽を収めたCD。

そうそう、ブリテン編曲のトラディショナルは
歌はそのままなのに、伴奏は現代音楽!
これにはビックリでした。

そして映画音楽は
収録のためにキチンと譜面に起こしたそうだ。

そんな解説を聞くと
理解が深まって良かったなあ。

さらに、収録現場のこぼれ話も聞けて
オトクでしたw
それにしても
解りやすい見事なお話ぶり(拍手~





加耒徹さんの
こんなに沢山のソロを聴いたのは
本当に久しぶり!

心が浄化された
すてきな午後。。








































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