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HERREWEGHE      [コンサートの記憶]

新日本フィルハーモニー交響楽団 第606回定期演奏会
                 ~すみだトリフォニーホール

指揮:フィリップ・ヘレヴェッヘ(Philippe Herreweghe)


(プログラム)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op. 26
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op. 54
シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op. 61




待っていたマエストロ・ヘレヴェッヘ!!
録音でしか聴いたことがなかったから
本当に振っている姿を見ても
夢じゃないかと思ったよ。。



'19Mayヘレヴェッヘ2.png

       (おことわり・コンチェルトのことは書きません。突っ込み不可ご了承ください)




交響曲が
まるで室内楽のように細やかに表現される!
一つ一つのフレーズは
歌詞が聞こえてきそうな程
ていねいな抑揚がつけられている。

綿密に組み立てられたパーツが
はっきりと聞こえるのは
楽器の配置のおかげかもしれない。
ヴァイオリン1stと2ndを向かい合わせた対向配置、
さらにコントラバスが正面の最後列に。

重低音の地鳴りのような響きの上で
すべてのパートが それは生き生きと歌う。
お互いに細心の注意を払って聴き合い
絶妙なハーモニーを創り上げる。

そして
ここぞ!というソロの時は
のびやかに主張する。
ことに木管の艶やかな歌い回しに
耳を奪われる。

そして、素晴らしい推進力!!
これだけ細かい音楽創りをしていながら
エネルギーいっぱいの演奏が繰り広げられる。
それは
マエストロのポジティブなオーラのように
喜びに溢れた音楽。。




'19Mayヘレヴェッヘ1.jpg
             (この写真はweb上からお借りしました)




指揮棒を持たないマエストロの手がとても細かく動いていて
最初は不思議に思ったけれど
それが各楽器のフレーズを一つ一つ描いているのだと気付く。
綿密な音楽はそれこそ先般、大旋風を巻き起こしたクルレンツイスも真っ青なくらいw
でも、クルさまは手兵のオケとの綿密なリハーサルをした上での事だったが
ヘレヴェッヘさまは初顔合わせのオケとわずか数日のリハで
これだけの事をやってのけたのだ。
もちろんオーケストラが高い技術を持ち合わせ、
指示に俊敏に反応できたこともあったでしょう。



ところでマエストロは指揮をしながら
たまにニヤっと笑顔を見せてコンマスに目配せしたり。
「ほらね!」とか
「やったぜ!」
みたいに見えて、一体何が起こっているの?と思っていたら
どうやら何か仕掛けていたようなのだ。
翌日の演奏がマエストロの仕掛けで、ずいぶん違うものになっていたらしい。
ライブはナマモノ。
二度と同じ演奏はしない。
大きく俯瞰しつつ細部を充実させるヘレヴェッヘさまは
まるで神のようです~。

本当はヘレヴェッヘさまが振るなら、彼が主宰しているオケで聴きたいと思っていたけれど
逆にヘレヴェッヘさまの実力を目の当たりにできて幸せだった。







しかも、まさかのサイン会があった!(きゃーw



'19Mayへれう゛ぇっへ3.jpg



 ↑↑ 金太郎飴の袋は私がプレゼントしたの♡「のど飴」が入ってます~

私はあなたの音楽が大好きです。
いつまでもお元気で。。









































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