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THE TALLIS SCHOLARS      [コンサートの記憶]

タリス・スコラーズ
       ~紀尾井ホール

指揮:ピーター・フィリップス

(プログラム)
ラッスス: うるわしき救い主のみ母
ジョスカン: ミサ・パンジェ・リングァ

アレグリ: ミゼレーレ
クローチェ: ミゼレーレ
タリス: ミゼレーレ
ロッティ: 十字架につけられ
イザーク: いと聡明なる処女

(アンコール)
ロッティ: 十字架につけられ(10声)




ひとりひとりの声は

精密にコントロールされ

古い祈りの歌となり

果てしない宇宙の空間を

どこまでも浮遊する。。







楽しみにしていたアレグリの「ミゼレーレ」は
二部の最初に演奏された。
ところが、ステージに登場したのは
指揮のピーター・フィリップスと5人の歌手。
え?
まさか5人で歌うの?
と思ったら、2階のバルコニー席に4人が現れた。

そして、もう一人(テノール)が一階席の端にいて
彼がまずグレゴリオ聖歌を歌う。
それに促され
ステージの歌手たちが先行唱のように歌うと
バルコニーの歌手たちが それに応える。


まるで教会で聴いているように
響きは立体的に広がり
いにしえの空間が再現される。。



まさに圧巻!
特にテノールの艶と深みのある声に魅了され
ス○ンヘッドでも許しちゃうw

そして「ミゼレーレ」といえば
ソプラノのハイ・トーンが有名だけれど
それを難なく すうっと歌ってしまう!
バルコニーで歌った歌手たちの近くの席だったため
目の前でそれを目撃してしまい
まさに ノックアウト!




タリス・スコラーズは数年前に聴いた時とは少し印象が変わったようだ。
メンバーの交代もあり(かなり若返ったかも)
一人一人の個性がはっきり解るアンサンブル。
前半はそれが邪魔しているような感じを受けたが
プログラムが進むにつれて
グループの方向性が見えてきて楽しめた。

今年で創立から46年になるというタリス・スコラーズ。
メンバーは変わっても
創立者であるピーター・フィリップスは
エネルギーに溢れた、すばらしい指揮者。

終演後、全員にサインを頂けて感激したけれど
特に指揮者のあたたかい笑顔とオーラにはマイリマシタ♡



'19Juneタリス.jpg


























































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