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森のピアノ          [コンサートの記憶]

「徹子の部屋」クラシック2022
           ~オーチャードホール


黒柳徹子さんの司会で、ゲスト4組の演奏とお話。

反田恭平さんは休憩後の最初に登場しました。その演奏のみ書きます。



(プログラム)
ショパン:ワルツ第5番 変イ長調 Op.42 “大円舞曲”
      ラルゴ 変ホ長調 遺作    
     英雄ポロネーズ





優美な音色で奏でる しなやかなワルツ!
ピアニストの楽しそうな横顔。
超高速のパッセージが舞い上がり、駆け下りる。
華やかなコーダから
ふいっと消えるように締める
お洒落なエンディング。

拍手に応えて、椅子に掛けたまま少しお辞儀。

それまで明るいオレンジ色だった舞台照明が
グリーンに変わる。

ここは「ピアノの森」・・

・・風がやわらかく吹き
  ゆれる木もれ日
  カイが弾く森のピアノ
  鳥たちが声を合わせる・・
  


深い表情のラルゴ。
大切な人への想い
ゆるやかな時の流れ
生きるもの全てに
やすらぎと愛を。。

その響きの中から導き出されるポロネーズ。
英雄は力強く歩み出る。
けれど 
どこか懐かしい香り。
勇壮な歌声は
風に乗って飛んでいく
はるか遠く
地平線の向こうへ。。






'22June徹子1 - コピー (7).JPG
                        (写真は加工してあります)


オールショパン・プログラムといっても、たった3曲!
反田さんの貫禄の演奏を楽しみましたが
やはり、もっと聴きたかった!が本音です。

どのゲストも演奏は3曲、と決まっているようなので仕方ないw
前半はPAが入っていて、かなりの爆音でしたが
反田さんの時は ほぼ生音だったしね。
演奏の後、黒柳徹子さんとのトーク。

反田さんのお話は、ショパンコンクールやピアノに関する事。
コンクール以来、様々なメディアで語ってきた反田さんですが
感心するのは、毎回とても新鮮に話すこと。
インタビュアーや、その場で聞いている人に合わせるように
その時、その場にピッタリの言葉で話す。
だから何度も聞いたことのある内容なのに
またワクワクしながら聞いてしまうw

思えば、ピアノも同じ。
常に異なったインスピレーションで演奏するから
作品が新鮮に聴こえる。
昔から演奏されてきたクラシック曲が
現代も愛される理由。。






'22June徹子2.jpg




ラストはゲスト全員で「徹子の部屋」のテーマ曲を合奏。
反田さんも参加してました~♪♬


さて、私はいつになったら反田さんの【リサイタル】を聴くことが出来るのでしょうか?!!





































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