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Lisiecki&Urbański    [コンサートの記憶]

東京オペラシティシリーズ 第132回
         ~オペラシティ コンサートホール


指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
ピアノ:ヤン・リシエツキ*
管弦楽:東京交響楽団


(プログラム)
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」 序曲
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 op.21*
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」

(ソリスト・アンコール)
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)*


'23Aprilリシエツキショパン3.jpg



ヤン・リシエツキの
鮮やかなタッチで紡がれる
ポーランドの物語

大自然の光と風
人々の喜怒哀楽・・

ウルバンスキと
兄弟のように心を通わせ
自由自在なアゴーギグと
増幅される美しいハーモニーが心に響く。。






'23Aprilリシエツキショパン2.jpg

                  (この写真はweb上からお借りしました)



マエストロとピアニストが
同じ言語で会話している!
ショパンの祖国・ポーランドの言葉で。

指揮のクシシュトフ・ウルバンスキはポーランド人。
ピアニストのヤン・リシエツキは
カナダ生まれだが両親はポーランド人。

二人が奏でる音楽は
彼の地のアイデンティティそのもの!

そして
リシエツキの深い洞察から生まれる
彼ならではのピアニズムが
ウルバンスキの棒で
さらに煌めきを増し
美しく花開く。。


この作品を聴いて
これほど心が震えるとは!
演奏中、ずっと
涙が止まらず。。





'23Aprilリシエツキショパン1.jpg
             (この写真はweb上からお借りしました)


リシエツキとウルバンスキは
これまでも何度か共演があったらしい。

まさに、旧知の仲のように
心を通わせて音楽が創り上げられる。
愛にあふれたショパン。。






ところで、この前日に
同じ奏者・同じプログラムで演奏会が行われ
それが動画配信された。

それを見ると
演奏者の心の動きが
全くと言って良いほど伝わってこない。

配信の技術が進歩して
音も映像も本当にリアルになった。

けれど、画面越しでは
奏者の心情や空気感は解りにくい。

やはり生演奏は
アーティストとオーディエンスが
同じ空間にいて
ともに呼吸をして
そこに生まれた音楽を
その一瞬を
心に刻むものなのだ。。






'23Aprilリシエツキショパン4.jpg
             (この写真はweb上からお借りしました)






そして、後半のドボルザークにも惹き込まれた。

だいたい、ピアノ協奏曲のある演奏会は
ピアニストが目当てなので
他の曲は・・・なのだが(え?

今回ばかりは
最後までワクワクと楽しめました~♪♫

ウルバンスキはね、
音楽に命を吹き込むんだよ。
素晴らしいマエストロへ惜しみない拍手!


'23Aprilウルバンスキ.jpg



この後、オケが退場しても拍手鳴り止まず!
マエストロがお一人で再登場して拍手を受けたのでした♡













































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