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W.Christie & Les Arts Florissants     [コンサートの記憶]

ウィリアム・クリスティ指揮
レザール・フロリサン
        ~東京オペラシティ コンサートホール

(プログラム)
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245

(出演)
ウィリアム・クリスティ(指揮)

バスティアン・ライモンディ(テノール/エヴァンゲリスト)
アレックス・ローゼン(バス/イエス)
ヴァージニア・トーマス(ソプラノ/女中)*レイチェル・レイモンドから変更
ヘレン・チャールストン(アルト)
モーリッツ・カレンベルク(テノール)
マチュー・ワレンジク(バス/ピラト)

レザール・フロリサン(管弦楽&合唱)






なんと 力強く、凛とした合唱だろう!
冒頭から
ぐいっと心をつかまれる。

そして超絶技巧の管弦楽!
幅広いダイナミクス
そして凄い推進力で
壮絶な受難の物語が繰り広げられる。






'23Novレザールフロリサン3.jpg



この日は
指揮とオケの両方が見える席をゲット。
奏者の心情がダイレクトに伝わってくる。



エヴァンゲリストを始めソリスト達は
歌の上手さはもちろんだが
とにかく声が良い!

合唱は1パートが3人ずつ。
みな若いので
アクティブで張りがある。
響きを合わせようとするクワイヤより
私は ずっと好きだ♡

ウィリアム・クリスティの指揮は骨太。
バッハの音楽が常にそうであるように
芯の強さに圧倒される。
そして
深く厳しい愛。

レチタティーヴォやアリアではコンティヌオに任せ
ほとんど指揮をしないマエストロ。
際立たせたい箇所でその奏者に身体を向けると
そこのフレーズがフワッと浮かび上がる。


重責の通奏低音奏者(コンティヌオ)だが
超能力者かと思ってしまうくらい
気を読み、歌を運んでいく。
特にオルガンとチェロ奏者には驚愕!!


第二部で
ユダヤ人が
「イエスを十字架にかけろ!」
と叫び、磔刑の場面へ。
イエスとその弟子たち
そしてピラトの心情が露わにされ
非情な結末へ!
まさに
今の世界情勢にリンクしているようで
凍りつく。。

そして終曲。
あまりにも清らかなコラールに号泣・・・


根底に流れる愛の深さ
祈りは今もまだ続いている。。






'23Novレザールフロリサン4.PNG
                (この写真はweb上からお借りしました)


この日は
フライング・ブラボー無し!!
拍手が始まるまでの静寂は
幸せな時間。。


そして、終わることのない喝采!!
上の写真に盛大に手をたたく私が写ってましたw

クリスティが「サイドの席にも挨拶を」と促し、
奏者全員が2・3階席を見上げてくれたものだから
もうボロ泣き(感涙・・





そして、サイン会~~~(ダッシュ!

4年前の来日の時もサインを戴いた
ウイリアム・クリスティさまの
単独サイン会♡


'23Novレザールフロリサン2.jpg

「とても感動しました!
私はあなたの音楽が大好きです!」
(いちおう英語ね)
と言ったら、なんと
「ハロー!サンキュー」
と答えて下さった~♬
で、調子に乗って
「東京に来て下さってありがとうございます」
と言ったら
「私は日本が大好きだよ~」
ですって~♪♬
「わー!ありがとうございます~」
(狂喜乱舞)w



マエストロ、いつまでもお元気で
すばらしい音楽を紡ぎ続けてください♡






'23Novレザールフロリサン1.jpg

































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