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CRISTMAS JAZZ NIGHT '23 [コンサートの記憶]

小曽根真 クリスマス・ジャズナイト2023 (第2日)
   "Beyond Generations"
              ~オーチャードホール

(出演)
ピアノ:小曽根真
トランペット:エリック・ミヤシロ/岡崎好朗/松井秀太郎
トロンボーン:中川英二郎/半田信英/藤村尚輝/小椋瑞季
サックス:岡崎正典/馬場智章/岩持芳宏
ベース:小川晋平
ドラムス:きたいくにと

トランペット:ジョーイ・クレリ
アルトサックス:ニコラ・カミニティ
テナーサックス:タル・カルマン


(セットリスト)
Makoto Ozone:Jungle
Jeff “Tain” Watts:Mr. J.J.
Makoto Ozone:Deviation
Miles Davis:Jean Pierre

Makoto Ozone:Carrots or Bread
       :Park Hopper
       :Improvisation (Ozone Solo)
       :No Strings Attached

(アンコール)
John Lennon・Yoko Ono
       :Happy Christmas



'23DecOZ1.jpg


明かりが落ちたホール。
動物のうめき声が聞こえる?
いろいろな種類の・・
これは
ホーン・セクションの音!
皆でランダムに鳴らしながら
ステージに集まって来る。。
とうとう
ビッグバンドの全員が姿を現し
位置に付くと
いきなりユニゾンでスタート!!
「Jungle」だっ!
そうか、だから動物の鳴き声だったのかw
あれれ?
ピアニストがいない!
そこに
「Welcome to Christmas Jazz Night!」
の声が!
小曽根さんが客席後方から
マイクを持って登場~!
スポットライトを浴びて
黒に銀ラメの衣装が輝いている(キラキラ)
ステージに上った小曽根さんは
演奏に加わる。
怒濤のようなジャズの大波~!
しょっぱなから
テンション・マックス!!


次のイントロはピアノ・ソロ。
小曽根さんが弾き始めたのは
バッハ(伝)の有名なトッカータとフーガの
冒頭と同じ
ではないっ
あれはニ短調じゃ。
小曽根さんは違うKeyで弾き始めたw
かと思ったら
どんどん違う調に行ってしまう~(爆)
(すみません、バッハにうるさくて)
そして、とうとう
ジャズ沼にはまって行く。
ランニング・ベースに乗って
疾走するミュージシャンたち!
ソロを取る時は
最前列に来て吹きまくる。
すばらしい音!


メンバー紹介の後に演奏された
「Deviation」の冒頭はベース。
ゆるやかに
たゆたうような
静かな歌。。
まどろみの中で
聴いていたい・・いつまでも・・
そして
トロンボーン・セクションを
フューチャーして
太い奔流がうずまく。
遠いどこかへ
いつか
たどり着けるのか。
エンディングは
水の泡が弾けるような弱音のピアノ。。



前半の最後は
全員でマイルスの「Jean Pierre」。
なんと、ピアノがエレクトロニクスの音色に!
アコースティックピアノ(CFX)だと思っていたら
そんな仕掛けになっていたとは(驚!!
小曽根さんが
まるでハモンド・オルガンのように操って
ビッグバンドもヒートアップ!

この日のサブタイトルは
”Beyond Generations”
年齢や国籍を超えて集った音楽家たち。
それぞれが持つアイデンティティーが融合されて
今までにない音楽を創り上げるという、
小曽根さんが意図したことが
このステージで
見事に花ひらいていく。。




ところで、この日の席は
なんと!
最前列!!
もちろん、発売日に購入したわけですが
まさか、かぶりつき席になるとは~(汗
何しろ、オーチャードホールは2150席ですよ?
あまりにも前すぎるかと思ったけど、
まるでライブハウスに居るみたいで最高でした♡


'23DecOZ2.jpg



休憩中に緞帳が降ろされる。
再び闇。
緞帳が上がると
奥に巨大な深紅のカーテンが左右に束ねられ
本当にライブハウスみたい!
小曽根さんは黒の衣装(今度はキラキラ無しねw
ピアノはオルガンのサウンド♪
ビッグバンドが繰り出す、
ゴキゲンな「Carrots or Bread」!


次はニューヨークから来た
3人のミュージシャンをフューチャーした新曲。
彼らのインプロヴィゼーションは
日本人と語法が全く違っていたのが新鮮だった。
国や文化、言語が
こんなに音楽に影響しているとは!
しっかし、みんな
いい音だなあ~惚れ惚れ
(何度でも言っちゃう♡)
だけどね、彼らの持ち味が生きるのは
小曽根さんのピアノが
すっばらしいから♪♬
それぞれの人が吹きたい方向に
音楽が自然に導かれる。
この舵取りの見事さ!
それにシンクロする
ベースとドラムス!
もうソウルフレンズのように
心技一体となってドライブする。
何て心地よいこと!
もう、笑った顔が
元に戻らんww
そうそう、
ドラムスのソロも超良かった!
この方を私は勝手に
歌うドラムスと呼んでますが
旋律やハーモニーが
聞こえてくるんですよ!
どんなに音数が多くても
ウルサクない!
センス最高なんですね♡



ステージに小曽根さんがひとりになり
静かにピアノに向かう。

この日の
唯一のソロ。

下降する2音の半音にインスパイアされ
インプロヴィゼーションが広がる。
漆黒の世界の空気が揺れ
ほうき星が滑らかに流れだす。
無数の魂たちが
縦横無尽に飛び交う夜空。
・・しだいに
静けさがもどり
時の狭間に
淡雪のように消えていく
かすかな光。


最後の
ひとつひとつの音が
慈しむように奏でられ
響きは
向こうの世界へ戻っていく。。






そこへ
呼び交わすような音が。
ホーンたちが帰って来る。
「No Strings Attached」!
わお~!
何てカッコイイ
ソロのオンパレード!
ホーン・セクションが
客席を練り歩き出す~♬♪
みんなクラップ!笑顔でクラップ!
あっ
先頭を歩くエリックさんと握手してる!
で、私は両手の平を向けたら
エリックさんが
「こうですネ!」
と、ペットを持ち直して(わー!♡
ハイタッチして下さいました(わー!♡♡♡
ありがとうありがとう(感涙~



小曽根さんの
「メリー・クリスマス!!」
の掛け声とともに
パーン!!
無数の金色のテープが打ち上がり
フワフワと落ちてくるのを
運良くゲット☆


'23DecOZ5.JPG
             (この写真はweb上からお借りしました)



小曽根さんは
ミュージシャンの他に
公演に関わったスタッフ達へのリスペクトを忘れない。

あたたかい愛につつまれた
すばらしい場所にいられて
ほんとうに幸せだった。。


アンコールの
「ハッピー・クリスマス」のコーラス

War is over
If you want it
War is over! Now

一緒に歌えて最高でした!



そして
全員での集合写真に入れて
幸せが倍増~♡

'23DecOZ4.JPG
         (この写真はweb上からお借りしました)




最初の曲から心を掴まれ
最後までくぎ付け!
夢のようなコンサートでした。
ジャズの楽しさ満載!
小曽根さんの本気ってこれだわっ!
と、深くうなづいたのでした。





アンコールの後に
ふわふわと舞い降りてきた
無数の白いハートたち。

みんなが幸せな世界になりますように。。

'23DecOz3.jpg




小曽根さん
ほんとうにありがとう





























































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