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La Nuit dévoilée     [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ TOKYO 2019

公演番号:325
      ~東京国際フォーラム ホールB7:アレクサンドラ・ダヴィッド・ネール

La Nuit dévoilée ヴェールを剥がれた夜

(出演)
ミクロコスモス(合唱)
ロイック・ピエール(指揮者)

(プログラム)
Ⅰ 夜中にシューシューいうもの
タルボット:「レオン」より抜粋
モンク:ペスト
プーランク:「人間の顔」より お前わが耐える者、天と惑星たちとに笑いかける、
               昼は私を驚かせ夜は私を恐れさせる
ラーシェン:黄昏のハリング
スローリーエン(エリクソンによる編曲):イエンデの子守歌

Ⅱ 夜は影の中で、輝きと結婚する
モンク:ユダヤ人の物語、ダンス、夢
マンテュヤルヴィ:子どもの声
ペーデシェン:晩祷

Ⅲ ヴェール、声、ルーン
タルボット:「レオン」より抜粋
ルボフ:黒は色だ
トルミス:波のうなり
グリーグ:「抒情小曲集」op.71から
ソンメロー/ペーデシェン:結婚行進曲




                   (この記事の写真はweb上からお借りしました)

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暗いホールに どこからかチャイムのような響きが聞こえてくる
同じモチーフが繰り返し鳴り続ける
古代の民族のような衣装を身につけた人達が静かに登場すると
チャイムはハンドベルのような楽器だということに気づく
それと良く似た旋律を歌った後、ステージへ。。

子音だけの歌
こどもの遊び歌のような軽やかな歌
シビアなコンテンポラリー
祝祭感あふれる晴れやかな曲・・

歌手たちは歌いながら
列になったり円になったり
ペアを組んだり
いくつかのグループになったり
まるで お芝居をしているように
常に動いている

指揮者だけが普通の服装で
でも 魔術師のように
歌を引き出して空中に放り上げる。。




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確かなストーリーはないけれど
多彩な楽曲となめらかな動きに惹き付けられる。
そして打楽器が効果的に奏され
何より素晴らしい歌唱(もちろん全曲暗譜)に
時の経つのを忘れて聴き入った。



終曲の「結婚行進曲」は
男女の歌手がペアになってゆっくり歩きながら
客席後方へ去って行く

あたたかで どこか懐かしい旋律に
幸福な余韻をのこして。。
































































            
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