SSブログ

Nighttime Organ Concert      [コンサートの記憶]

ナイトタイム・パイプオルガンコンサート Vol.34
              ~東京芸術劇場



(出演)
オルガン:平井靖子 
カウンターテナー:青木洋也


(プログラム)
   *モダンタイプオルガン使用(A=442Hz 平均律調律法)
J.-N.ジョフロワ伝:詩編第132編(都もうでの歌)『主よダビデのために』
N.de グリニ:賛歌「海の星に祝福あれ」
      「マニフィカト第1旋法」
L.マルシャン:『オルガン曲集第1巻』より

   *バロックタイプオルガン使用(A=415Hz バロック調律法)
J.S.バッハ:コラール「わが魂は主をたたう」BWV648
      「わが魂は主をたたう」(マニフィカトによるフーガ) BWV733










清らかな聖歌が
柔らかな弧を描いて
美しく舞う

哀しみに寄り添い
魂が浄化されていく

祈りに導かれ
心安らぐ秋の宵。。






'20Oct青木パイプオルガン1.jpg



モダンとバロック両方のオルガンが聴けるのはここ、東京芸術劇場だけ!
多彩な音色と幅広いダイナミクスに圧倒される。

300年以上昔、教会の礼拝で行われていた典礼に
聖歌とオルガンが交互に演奏する形式があった。

前半はそれを再現したプログラム。
まるで いにしえの時にタイムスリップしたよう!

最初の作品の時、聖歌はパイプオルガンの側で歌われたけれど
次は客席後方のバルコニーから。






'20Oct青木パイプオルガン3.jpg

                           (この写真はweb上からお借りしました)




まさに教会の中で聴いているような響き。
こんなふうに演奏されたら
昔の人々は信仰をより深くしたことでしょう。

それは、今も同じ。
詞のひとつひとつの意味を
深く理解している演奏者の
ゆるぎない信仰が
音楽をかけがえのないものにする。

青木洋也さんの歌唱が
まさに それだった。。










さて、パイプオルガンが180度回転すると
バロックオルガンに変身!



ピッチが下がり、響きも重厚に。
この楽器ではバッハが演奏されたけれど
聖歌は冒頭だけだった(惜~



'20Oct青木パイプオルガン4.jpg





コンサートが再開して以来、
青木洋也さんの演奏会が頻繁にあるのが嬉しい。
そして、それぞれが異なるタイプなのに驚く。
ノン・ジャンルと言っても良いくらい!

その日の歌がスペシャルなのかと思えば
別の日には唯一無二の演奏を聴かせてくれて
ほんとうにスゴイ!

この後の展開が楽しみ楽しみ♡♫♪































































nice!(9)  コメント(0)