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Rachmaninoff in America      [コンサートの記憶]

東京都交響楽団 第931回定期演奏会
           ~サントリーホール



指揮:アラン・ギルバート
ピアノ:小曽根真
東京都交響楽団


ペッテション:交響曲第7番(1967)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op. 18




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ステージいっぱい、大編成のオーケストラ!
その上、演奏者どうしが距離を取って座るので、広がってしまう。
指揮者が上手から登場し、いったん客席に降りてからステージに上がるなんて初めて見た。

前半は暗~い現代曲。
それが終わって(え?)休憩に。
後半はいよいよピアノコンチェルト。





ステージの端ぎりぎりにピアノが設置されたので、
またもや指揮者もソリストも客席に降りてから、ステージ上に。
光沢のある淡いピンクのシャツ姿の小曽根さんが
仲良しの指揮者アラン・ギルバートさんと
ちょっと興奮気味にお話しながら登場。

そうして、最初のあの和音が
静かに ゆっくりと弾き始められる。。



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                     (これ以外の写真はweb上からお借りしました)







あまりにも有名でドラマチックな作品。
ラフマニノフは言うまでもなくロシアの人だから
これを聴くと必ずロシアの大地が目の前に立ち現れる・・・
はずが!
アラン・ギルバートさんが創る音楽はロシアの大地ではなく
どこまでもアメリカ!!
その中で、小曽根さんのピアノがジャジーに鳴るので
今まで聴いたことのないラフマにっ!
なんだこれは~
3楽章なんか、ぜーんぜん違う曲にきこえたしw





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演奏が終わるや、ホールは喝采のうず!!
アランさんと小曽根さんは、それに応えて何回も登場。
アンコールの演奏がなくて、ちょっとザンネンだったけど
オケが全員はけた後、二人でまた登場してくれた。






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手に汗のラフマでした。

木管ソロの方々が
「小曽根さんのために!」
って吹いているのを見て
あー、小曽根さん愛されてるなあと思いつつ
このオケの中で渋く輝いていたヴィオラセクションの
店村さんと鈴木さんに
「よろしくお願いシマス」って拝んでしまったよ。
あと、チェロの古川さんにもね。
ホント、オケが厚い曲でごめんねって
オケの皆さん思ってたでしょ(思ってないw









私のスタオベは
小曽根さんがものすごく頑張ったことへ。
クラシックのピアニストでも大変な難曲に挑戦したことへ。


この方は、一生チャレンジし続けることでしょう。
その背中を見ながら
私も歩きつづけよう。。






でも、小曽根さん・・
クラシック曲へのリスペクトを大切にしたいから
即興はしない
って言ってませんでした??

まーた 見事に裏切られましたよw










































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