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Francesco in Erfurt      [コンサートの記憶]

フランチェスコ・トリスターノ
          ~Kontor Erfurt

(プログラム)
F.Tristano :Hello (2007)
G. Frescobaldi :Toccata Nr. IV
           aus „ Das zweite Buch der Toccaten und Canzonen usw., 1627“
O.Gibbons :Pavan – French Air – Alman – Italian Ground – Ground (ca. 1611)
J.S.Bach :Englische Suite No. VI d-Moll BWV 811 (1713/14)
    Prélude –Allemande – Courante – Sarabande – Double – Gavotte I/II – Gigue
J. Bull / F.Tristano:Galliard in D (ca. 1611)
F.Tristano :Grey Light (2017)
     Ground Bass (Chaconne) (1997/8, rev. 2004)

(アンコール)
F.Tristano:La Franciscana



完璧なポリフォニーで奏でる
美しいモノクロの世界は
遠い昔の音楽なのに
今、この時を 愛おしむように
生き生きと奏でられる

そして
生まれたばかりの音楽の
色彩の煌めき!
グルーヴいっぱいのエキサイティングな旅。。





'21Julyフランチェスコ1.jpg



通りすがりにピアノがあったので、ちょっと弾こうか、
みたいにラフな格好で(でもオソロシクかっこいいっ)
すいーっとピアノを弾きはじめるフランチェスコ。

オリジナル曲「Hello」は挨拶がわり?
いきなり彼の世界に連れていかれる。

そして、ごく自然に1600年代の作品へ。。
フランチェスコはそういう音楽を弾く時は
いつもペダルを使わず
絡み合う旋律を見事に紡ぎ出す。
それは、セピア色で語られ
懐かしい風景が柔らかく立ち上がる。

フレスコバルディそしてギボンズ。
そんな作曲家の中では
バッハが一番新しい。
そう、
今年の春に聴くはずが叶わなかった「イギリス組曲」。

そして ジョン・ブルの作品は
いつのまにかフランチェスコの音楽になる。
400年の時を越えて
自然に溶け合っていく魔法。。

オリジナル作品にはペダルを使い
美しい 響きの粒子が舞い踊る。
鼓動のようにベースがきざまれ
ドライブする音たちは
風をまとって
地平線の彼方へ。。



'21Julyフランチェスコ2.jpg










フランチェスコ・トリスターノのコンサートは
本当に久しぶり!
もちろん、配信なんだけど
先月のバッハフェストと同じサイトだったので
スムーズにチケットを買えて良かった♪

しかし、ドイツ時間の19時は、こちらの午前2時!
ちょっとだけ寝たつもりが寝過ごして遅刻~。
なので、最初の方はアーカイブを(汗


次こそは生で聴くことが出来ますように!

そして、このコンサートがあったErfurtという街は
いつか訪れてみたい場所のひとつになりました♡





































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