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PURCELL PROJECT 2021     [コンサートの記憶]

パーセルプロジェクト2021 パーセル声楽芸術の結晶
                 ~日本福音ルーテル東京教会


(出演)
Sop 澤江衣里 藤崎美苗
Alt  布施奈緒子 青木洋也
Ten 中嶋克彦 石川洋人
Bass 加耒 徹 藤井大輔
Vn 宮崎蓉子 廣海史帆
Va 中島由布良
Vc 西沢央子
Org 山縣万里



(プログラム)
Henry Purcell ヘンリー・パーセル

Praise the Lord, O my Soul, and all that is within me Z 47
主を讃えよ、わが魂よ、そして私の内なるものすべてよ

O Lord, grant the King a long life Z 38
主よ、王に長命を授けたまえ

O all ye people, clap your hands Z 138
すべての人々よ、手をたたけ

Lord, I can suffer thy rebukes Z 136
主よ、私はあなたのお叱りを甘んじて受けます

O happy man that fears the Lord Z 139
幸いなるかな、主を恐れる者は

O Lord our governor Z 141
主よ、私たちを統べる方よ

Purcell: Sound the trumpet! Beat the drum! Z 335
ラッパを吹き鳴らせ、太鼓を打て


(アンコール)
ジェームスⅡ世ロンドン帰還歓迎歌(1686年10月)より合唱







歌う喜びに溢れた音楽が
輝き、湧き立ち
幸福感に満たされる。。



秀逸な独唱
躍動する二重唱はオペラのよう!

そして
たった8人と思えない重厚な合唱。

旋律が絡み合い
美しく織り上げられたハーモニーを
心から楽しむ 幸せな時間。。




'21Octパーセル2.jpg





前半は歌詞が聖書の中から選ばれた祈りの歌なのだけれど
明るい、祝祭のような作品が多く
短調の作品にしても鬱々とすることがない。

それが依頼主が求めていたものか
作曲者パーセルの性格なのかは解らないけれど。。

教会の礼拝堂で聴くうちに
こんな音楽が流れる聖堂で祈りを捧げた王侯たちの
穏やかな日常に思いを馳せ
いつのまにか参列者の一人になっている。。



後半はジェームスⅡの誕生日に捧げた作品。
華やかできらびやかな音楽!
王宮での祝典の様子が目に浮かぶ。




'21Octパーセル1.jpg







昨年、演奏会が再開しはじめた頃
「パーセル・プロジェクト」も演奏会を催しました。
その時は、8名の歌手とポジティブ・オルガンによる演奏会。
今年は弦楽アンサンブルが入り、元通りの形に。

それもあってか、
歌手達は本当に楽しそう!

今まで聴いた「パーセル・プロジェクト」の中で
一番良かったなあ。
ただ上手いだけの歌唱ではなく
感情が自らの発露として歌われている。
生き生きとした歌声の
なんと輝かしかったことだろう!

その真ん中で
指揮をし、
独唱そして合唱をする青木洋也さんは
音楽する悦びにあふれていました。。










































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