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Stay At Home           [響きのゆくえ]

おうちにいてね

あなたが安全で 健康であるために

おうちにいて

演奏を聴いてくださいね。。




たくさんの音楽家がメディアで演奏を発信しています。
演奏会が開けない、とんでもない事態。
でも
私たちは音楽を届けたい!
画面を通して そんな思いが伝わってくる。


フランチェスコ・トリスターノも、もちろん演奏してくれました。
それもバッハ!!
なんて久しぶりだろう。


 Francesuco Tristano

やっぱりフランチェスコが弾くバッハは最高~!!

と叫んだら
なんとっ
翌日にフェイスブックでライブ配信してバッハを弾いてくれました♡♫
(きっと聞こえたんだわ) ←w



3月28日はワールド・ピアノ・デイだったので
ドイツグラモフォンがピアニストのライブ配信を!
それも10人!!

  


こんなに贅沢しちゃっていいの?
ほんとに、これでもかってくらいの演奏を堪能しましたが
それぞれのご自宅での演奏なのが嬉しいですねえ。
いつも こんなステキなお部屋で練習してるのね~。
お部屋は性格がとても良く表れていて
あー、だから こういう演奏をするのねーと納得したり。

そして、何といっても最高なお部屋は
キット・アームストロングくんの教会!
演奏の前にカメラを操作して
美しい礼拝堂、その高い天井を映してくれました。
そこで奏でられるバッハは天上の音楽のよう。。

実はキットくんは、この数日前から
自分でライブ配信をしているのです。
毎日それが聴けるのは本当に幸せ♡


毎日といえば、
ダニエル・ホープもベルリンのステキな自宅から
ライブ配信しています。
この日はフランス・プログラム。
ホープさんのヴァイオリンがたっぷり聴けます♡
(他の日はゲストあり)

 Hope at Home




ほんとうに、オンラインで繋がることが出来るって
なんて幸せなのでしょう!
おうちにいるの、大好きです。



(おことわり)
紹介した動画は期間限定かもしれません。
ご了承くださいませ。


























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Johannes-Passion       [コンサートの記憶]

外光がさしこむ教会で聴いた
J.S.バッハ 「ヨハネ受難曲」 BWV245

得体の知れないウィルスのために
開催が心配だったけれど
やり遂げてくれたことに 感謝。。


'20Febヨハネ.jpg


指揮&ァルトの青木洋也さんの強い気持ちが
音楽を牽引していく。
青木さんを筆頭に
ソリストたちの劇的な歌と
優しいコラールのコントラストが
心に迫ってくる。


自ら筆を執った長文のプログラム・ノート。
その熱量の高さが物語るように
青木さんにとって「ヨハネ受難曲」は
特別な作品なのでしょう。







その数日後

バッハ・コレギウム・ジャパンは
30周年記念のヨーロッパツアーのために旅立った。



青空に飛行機雲

そして白い月

ほんとうに気をつけて。。



飛行機雲.jpg






私の心配を打ち消すように
BCJのポーランド公演が
インターネットラジオで生中継されるというお知らせが!!
狂喜乱舞~♫☆♪♡

しかーし!
開始時間が
なんと
日本時間の午前3時30分!!

どする?

思いついたのが「予約録音」。
しかーし、PCオンチの私にとって大変ハードルが高い。
以前からやりたかったのを延び延びにしていた。
でも、今日こそやらなくちゃ!

アプリをみつけてインストール。
おお~
何とか出来そう?
と、やっとのことでw起動してみたら
なんとっ
日本国内の放送局しか作動しないではないか(泣
残念だけど、諦めよう~
と、日付が変わる頃に寝てしまったzzz



そしたら、どういうわけか夜中に覚醒。
それも
放送開始の10分前!!!

きゃー! 呼びました??!


急いでPCを立ち上げ
ポーランドの放送局のサイトへ。
音声をONにすると、ポーランド語が聞こえてくるけど
これって別の番組かも?
そこで
ハッと気付いて
鈴木雅明氏の写真のところにあったボタンをクリック。
あっこれだ!

曲目や演奏者の紹介をしている。
ポーランド語なので発音が多少違っても個人名は聞き取れるから。
「ヨハンネ・セバスチアン・バッハ」w
チューニング、そして拍手。
ああ 始まった!!

慟哭のような前奏
そして合唱が歌い出す
Herr!




・・合唱・管弦楽の各パートがクリアで
とてもバランス良く聴こえる。
まるで その場にいるような臨場感。
奏者の姿を思い浮かべ、胸が高鳴る。


エヴァンゲリストを始めソリスト達が
大変に情感豊かでドラマチック。
目の前に受難の場面が繰り広げられる。

優人さん、すばらしい♡
通底チームは最強!

美しく澄んだコラールが心にしみ通り、涙…。

この時期に音楽を発信してくれる事に
心から感謝します。




ところで、演奏会の休憩時間に
マエストロのインタビューが流れたのだけれど
あらかじめ録音してあったようで
英語で語る雅明氏の上に
ポーランド語に訳した音声が被ってしまい、
聞き取ることが出来ずザンネンでした。


さあ、BCJのヨーロッパツアーは始まったばかり。
この先も素晴らしい演奏で各国の人々を魅了することでしょう。



































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Special Concert      [コンサートの記憶]

小曽根真 スペシャル・コンサート
            ~ヤマハホール


(セットリスト)

小曽根真:Crystal Love
     The Beginning
F.ショパン:マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4
小曽根真:Lullaby for Rabbit
     Watch What I’m Gonna Do

小曽根真:Improvisation
     Time Thread
     Bouncing in My New Shoes
     

(アンコール)
M.ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調Op.83 より 第2楽章






砂地に水がしみ込むように
心の中にすうっと入ってくる
ピアノの音色

寄り添い
励ましてくれるインプロヴィゼーションに
胸が高鳴る。。




'20FebOZ.jpg




ホールの明かりが少し落ちて
ステージ下手の扉がすっと開く。
でも、そこには誰もいなくて
客席の中程の扉辺りから笑いが起こる。
小曽根さんの登場に、皆「やっぱりね」と笑顔で拍手。

ぽんっとステージに飛び乗った小曽根さん。
マイクを持ってご挨拶から。
この日はこのホールの誕生日なので
オープニングは小曽根さんのデビュー曲。

ピアノの優しい音色が響いた瞬間に心が揺れる。
今までも、何度も聴いた「Crystal Love」。
懐かしさとともに
新鮮な風を運んでくる。
柔らかな空気感。
淡い色彩の水彩画のように
暖かな音楽につつまれる幸せ。


一転してシビアな音が疾走する!
どんなに強い音でも
決して割れることのない
粒立ちの良いクリアなピアノ。
ソロなのに
ベースもドラムスも聞こえてくる!


そしてマズルカ。
小曽根さんとクラシックの出会い、
そしてショパンを弾くようになった経緯が語られてからの演奏。
その時よりもずっと自由で
それなのに
ショパンに ポーランドに
とても近い香り。。

その美しい大自然の中から生まれた妖精が
軽やかに踊り出す。
手をさしのべ
誘われると
Lullaby for Rabbit ♪♫
いつしか夢の時間へ・・


そして「良かったら踊ってください」w
とサンバのリズムが心地よい曲。
ピアニストは足で床を踏みならす。
さすがに立つ人はいなかったけれど
みんな気持ちはダンスしてたよね!







前半の衣装(白シャツの胸に大きく真っ赤な花)から
黒っぽいシックなジャケットに着替え
「即興用ね」と笑う小曽根さん。

そうしてインプロヴィゼーションの小品を
いくつも演奏してくれる。
どこからこんなにアイデアが浮かぶのだろう!

小曽根さんの即興を聴いていて
いつも思うのは、
即興演奏と現代音楽の違い。

小曽根さんの演奏をそのまま譜面に起こせば
れっきとしたコンテンポラリー・ミュージック。
ポリフォニーを織り込み
高度で複雑な和声進行、そしてリズム。
これはまさしく現代音楽。

しかーし
現代音楽の演奏会って
はっきり言って つまらないものが多いっ!

小曽根さんの演奏には惹き付けられるものがある。
(違いはそこでしたかw

ご本人も、とても楽しいらしく
「終わらない!」
と言って さらに弾き続けてくれる。
もう、ずっと小曽根ワーーールド(至福♡

楽器を叩いてリズムを繰り出した即興の後
懐かしい Time Thread・・
ゲーリー・バートンのヴィヴラフォンが聴こえてくる。
セピア色の想い出。
小曽根さんのハミング。


ラストはジャズのノリ満載で元気に締めてくれて
大喝采っ!

小曽根さん、本当にありがとう。
免疫力がグッと上がりました!!




さあ、いくら「こんな時」でも
これで帰るわけにはいきませんw
みんなの拍手でアンコールをもぎ取る~!

そうして弾いてくれた
ラヴェルのピアノ・コンチェルトの第2楽章。
最近、小曽根さんがこの曲を海外で弾いたことを知り
とっっても聴きたかったので、嬉しい♡

しかも
私が大好きな
ゆるやかな第2楽章。



優しく あたたかい音色で
豊かな空間を紡いでいくピアノ

この瞬間は

私の心の中で

永遠となる。。

















































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