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2021 Bachfest Livestream2      [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 2   (第2日)
      ~聖トーマス教会(ライプツィヒ)

Gerlinde Sämann (soprano)
Elvira Bill (alto)
Tobias Hunger (tenor – Evangelist)
Martin Petzold (tenor – arias)
Tobias Berndt (bass)

Thomanerchor Leipzig
Akademie für Alte Musik Berlin
direction:Thomaskantor Gotthold Schwarz

(プログラム)
J. S. Bach:Weihnachtsoratorium, BWV 248



少年たちの澄んだ歌声が
再び
この聖堂に響く

それは
遠い昔に
この音楽を創った人が
聴いていたのと
同じ歌声。。



'21JuneBachFest2.JPG
                   (写真はweb上からお借りしました)



トーマス少年合唱団の澄んだ美しい歌声。
ベルリン古楽アカデミーのあたたかいサウンド
俗世を忘れて聴き入った「クリスマスオラトリオ」。

この演奏会は休憩をはさみ、2回に分けて配信された。
合唱は間隔を空け、1コアと2コアの間にオーケストラが配置されていた。
広い場所が必要なため、以前のように2階の大オルガンの前ではなく
1階の会衆が座る席での演奏だった。
とてもやりにくいと思うのに
音楽に向かう真摯な緊張感が、素晴らしい演奏となった。

特に後半は楽曲の素晴らしさもあり
一瞬、一瞬が かけがえのない時間に。。

中でも第39曲のソプラノのアリア。
エコーのソプラノは合唱団の中の一人が務め、
オーボエのソロと掛け合いをする。
通奏低音の素晴らしい支え(特にオルガニストが秀逸!)に乗り
深い森に優しく響くこだまのように
あたたかい音楽空間をつくりだしていた。。

アリアを歌うソプラノ、盲目のGerlinde Sämannさん。
少年のエコーがジャストのタイミングで「ja,ja!」と歌うと
ふっと微笑していたのがステキだったなあ。



去年は活動の場を失ってしまった少年合唱団。
アンコールに応えてコラールを歌う彼らの
高揚した表情を見ると
これからは生き生きと活躍できるよう、願ってやまない。。































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