Les Arts Florissants [コンサートの記憶]
ウィリアム・クリスティ指揮
レザール・フロリサン
《メサイア》
~東京オペラシティ コンサートホール
(出演)
指揮:ウィリアム・クリスティ
ソプラノ:エマニュエル・デ・ネグリ、キャスリーン・ワトソン()
アルト:ティム・ミード
テノール:ジェームズ・ウェイ
バス:パドライク・ローワン
管弦楽&合唱:レザール・フロリサン
(プログラム)
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV56
豊潤なサウンドと
幸福感に満ちたメサイア!
マエストロが描く音楽を具現する
素晴らしい合唱と管弦楽
そして
情感あふれるソリスト達が繰り広げるドラマに
ドキドキが止まらない
これぞまさしくオラトリオ。。
キリスト降誕と受難そして復活の場面が
リアルに目の前で繰り広げられていく。
期待と喜び
祈りと祝祭。。
それらの場面を
管弦楽の柔らかでまるみのある音色が
すばらしいハーモニーで美しく彩り
物語の舵をとる。
そして
コンマスのヒロ・クロサキを筆頭にした
確かな技術のオーケストラメンバーは
ソリストのインプレッションに呼応した
自由自在な、それは見事な演奏!
(以下の2枚の写真はweb上からお借りしました)
ほんとうに、ウィリアム・クリスティの指揮はすごかった!
指揮棒を持たず、両手で様々なフォルムを描くのだけど
それが その瞬間の音楽すべてを表している。
時には優美に
そして時には大胆に
音楽はウィリアム・クリスティから発せられ
命ある生き物のように舞い踊る。
そして合唱の歌詞を全て歌っていて
歌い出しの子音を誰よりも先に発している。
だから
それに導かれるクワイヤーの発音は素晴らしく明瞭で
物語に奥行きを与える。
ひとりひとりの個性を失うことなく
こんなに充実したバランスを保てる合唱は
まさしく驚異的!
オーケストラと同様、
曲によって音色まで変えてしまえるってスゴイ!
オラトリオ「メサイア」は1742年の初演から大成功で
ヘンデルはその後、何度も再演を繰り返した。
その時によってソリストや楽器が変わったそうで
今回演奏されたのはソプラノのソリスト2人なので1754年版でしょう。
こんなに昔の音楽なのに、全く古さを感じさせないというのはスゴイ!
そして、すばらしい奏者たちによる
今 ここでしか聴けない「メサイア」!
それは
なにものにも替え難い。。
終演後、喝采に応えてマエストロとソリスト達は何度もステージに。
クリスティは腕時計を見て、「もうおしまいね」という仕草をして
全員がステージからいなくなったのだけれど
拍手は鳴り止まず。
ついにウィリアム・クリスティが一人で登場して
最後の挨拶になったのでした。
そして!まさかのサイン会!!
祝辞の言葉に
「うん うん」
とにこやかに頷くウィリアム・クリスティ。
フランスにある、所有しているお城で
才能のある若い人を育成しているそうですが
そこでの指導は
恐らくとても厳しくて
でも、愛に溢れるものに違いありません。
レザール・フロリサン
《メサイア》
~東京オペラシティ コンサートホール
(出演)
指揮:ウィリアム・クリスティ
ソプラノ:エマニュエル・デ・ネグリ、キャスリーン・ワトソン()
アルト:ティム・ミード
テノール:ジェームズ・ウェイ
バス:パドライク・ローワン
管弦楽&合唱:レザール・フロリサン
(プログラム)
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV56
豊潤なサウンドと
幸福感に満ちたメサイア!
マエストロが描く音楽を具現する
素晴らしい合唱と管弦楽
そして
情感あふれるソリスト達が繰り広げるドラマに
ドキドキが止まらない
これぞまさしくオラトリオ。。
キリスト降誕と受難そして復活の場面が
リアルに目の前で繰り広げられていく。
期待と喜び
祈りと祝祭。。
それらの場面を
管弦楽の柔らかでまるみのある音色が
すばらしいハーモニーで美しく彩り
物語の舵をとる。
そして
コンマスのヒロ・クロサキを筆頭にした
確かな技術のオーケストラメンバーは
ソリストのインプレッションに呼応した
自由自在な、それは見事な演奏!
(以下の2枚の写真はweb上からお借りしました)
ほんとうに、ウィリアム・クリスティの指揮はすごかった!
指揮棒を持たず、両手で様々なフォルムを描くのだけど
それが その瞬間の音楽すべてを表している。
時には優美に
そして時には大胆に
音楽はウィリアム・クリスティから発せられ
命ある生き物のように舞い踊る。
そして合唱の歌詞を全て歌っていて
歌い出しの子音を誰よりも先に発している。
だから
それに導かれるクワイヤーの発音は素晴らしく明瞭で
物語に奥行きを与える。
ひとりひとりの個性を失うことなく
こんなに充実したバランスを保てる合唱は
まさしく驚異的!
オーケストラと同様、
曲によって音色まで変えてしまえるってスゴイ!
オラトリオ「メサイア」は1742年の初演から大成功で
ヘンデルはその後、何度も再演を繰り返した。
その時によってソリストや楽器が変わったそうで
今回演奏されたのはソプラノのソリスト2人なので1754年版でしょう。
こんなに昔の音楽なのに、全く古さを感じさせないというのはスゴイ!
そして、すばらしい奏者たちによる
今 ここでしか聴けない「メサイア」!
それは
なにものにも替え難い。。
終演後、喝采に応えてマエストロとソリスト達は何度もステージに。
クリスティは腕時計を見て、「もうおしまいね」という仕草をして
全員がステージからいなくなったのだけれど
拍手は鳴り止まず。
ついにウィリアム・クリスティが一人で登場して
最後の挨拶になったのでした。
そして!まさかのサイン会!!
祝辞の言葉に
「うん うん」
とにこやかに頷くウィリアム・クリスティ。
フランスにある、所有しているお城で
才能のある若い人を育成しているそうですが
そこでの指導は
恐らくとても厳しくて
でも、愛に溢れるものに違いありません。