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Madame Butterfluy      [カーテン・コールの後に]

マダム・バタフライ
      ~東京文化会館

Kバレエ・カンパニー

(キャスト)
マダム・バタフライ:成田沙弥
ピンカートン:山本雅也
スズキ:前田真由子
ボンゾウ:杉野慧
ゴロー:井坂文月
花魁:中村祥子
ケイト:浅野真由香
ヤマドリ:高橋裕哉
シャープレス:S.キャシディ



指揮:井川勝大
管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ





'19Octマダムバタフライ1.jpg


まず驚いたのは、日本舞踏を生かした振り付け。
重心の低い踊りを、西洋のダンスに置き換えるという発想が斬新で
それが実現してしまっているという事実!
さらに
それを踊れるダンサーの皆さん、ホントに凄い!!

加えて、衣装のステキだったこと。
和装をバレエが踊れるように仕立てるというなんて。
しかもそれがとてもチャーミングで
全く違和感がない。



オペラにはないシーンが加えられ
時代背景が真に迫るものになる。
(それは、ピンカートンが来日する以前の米国での場面。
音楽もドボルザークが使われ、大変効果的だった。)

プッチーニのオペラは外人側から見た日本を描いているが
Kバレエの「マダム・バタフライ」は
日本人の視点だ。
だから蝶々夫人とピンカートンの再会の場面では
ダンサーの繊細な表現力もすばらしく、
涙が溢れて止まらない。




ほんとうに、台詞のないバレエで
こんなに泣くなんて。。








撮影可のカーテンコールには熊川さんがチラっと登場!

'19Octマダムバタフライ3.jpg





前半で登場した花魁の
気品あるたたずまいが素晴らしかったのだが
これは中村祥子さん。
まさに圧倒的!

'19Octマダムバタフライ2.jpg





↑↑これは終演後の「ダンサーお見送り」の様子。

カテコもお見送りも撮影可ということで
ファンの満足度は高いですよね。
オーケストラの質も高いし、また行きたくなりますね!




























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