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2021 Bachfest Livestream5     [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 5   (第3日ーⅢ)
      ~聖ニコライ教会(ライプツィヒ)



RIAS Kammerchor
Akademie für Alte Musik Berlin
direction:Justin Doyle

(プログラム)
J. S. Bach:Gleichwie der Regen und Schnee vom Himmel fällt, BWV 18 (gekürzt)
      Jesus schläft, was soll ich hoffen, BWV 81
      Du sollt Gott, deinen Herren, lieben, BWV 77 (gekürzt)
      Herr, gehe nicht ins Gericht, BWV 105




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ジャスティン・ドイル指揮で
RIAS カンマーコアのふくよかな歌声が聴けて
本当に幸せ!!

一人一人が粒ぞろいの合唱が創る
奥行きのある豊かな音楽に深く感動。


合唱も歌うソリスト達の
情感あふれるアリアが印象的でした。





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       (この記事の写真はweb上からお借りしました)


ジャスティン・ドイルの写真を貼ってしまったw
彼はRIAS合唱団を率いて2年前に来日し、
すばらしいア・カペラ合唱を聴かせてくれました。
それ以来のファンです♡






























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2021 Bachfest Livestream4      [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 4      (第3日-Ⅱ)
      ~Kobe Shoin Women’s University Chapel (Japan)


Masato Suzuki (organ)
Ulrich Noethen (narrator)
Saki Nakae (soprano)
Hiroya Aoki (contratenor)
Noriyuki Kubo (alto)
Makoto Sakurada (tenor)
Toru Kaku (bass)

Bach Collegium Japan,
irection:Masaaki Suzuki

(プログラム)
J. S. Bach:Dies sind die heiligen zehen Gebot, BWV 635 (オルガン)
      Dies sind die heilgen zehen Gebot, BWV 298(コラール)
      Es wartet alles auf dich, BWV 187 (gekürzt)  (カンタータ)
      Es ist dir gesagt, Mensch, was gut ist, BWV 45 (gekürzt) (カンタータ)
      Alles nur nach Gottes Willen, BWV 72 (カンタータ)
      Ich elender Mensch, wer wird mich erlösen, BWV 48 (gekürzt) 



冒頭、優人さんが弾くオルガンで
一気に惹き込まれる。
合唱と管弦楽の整った豊かな響きに圧倒された!
青木洋也さんが素晴らしい声で歌うアリアが胸に迫る。



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神戸で録画されたものが配信された。
世界中の人がこのチャペルの美しさに驚いたことでしょう!


























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2021 Bachfest Livestream3    [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 3    (第3日ーⅠ)
      ~聖ニコライ教会(ライプツィヒ)

Lucas Pohle (organ)
Ulrich Noethen (narrator)
Tereza Zimková (soprano)
Benno Schachtner (altus)
Eric Stoklossa (tenor)
Felix Schwandtke (bass)
Tomáš Král (bass)

Collegium Vocale 1704, Collegium 1704
direction: Václav Luks

(プログラム)
J. S. Bach:Ich habe genung, BWV 82 (gekürzt)
      Mein liebster Jesus ist verloren, BWV 154 (gekürzt)
Christ unser Herr zum Jordan kam, BWV 7 (gekürzt)
      Mit Fried und Freud ich fahr dahin, BWV 616       
      Siehe, ich will viel Fischer aussenden, BWV 88 (gekürzt)



カンタータ5曲が抜粋で演奏された。
このチェコの団体は、以前ここで聴いた時も真摯で丁寧な印象だったけれど、今回も変わらず。


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                 (この写真はweb上からお借りしました)


この指揮者とオーケストラが
今年のプラハの春音楽祭でスメタナ「わが祖国」を演奏した時は驚いた!
何しろ、古楽器!
その時の方がずっと熱かったなあ。。

























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2021 Bachfest Livestream2      [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 2   (第2日)
      ~聖トーマス教会(ライプツィヒ)

Gerlinde Sämann (soprano)
Elvira Bill (alto)
Tobias Hunger (tenor – Evangelist)
Martin Petzold (tenor – arias)
Tobias Berndt (bass)

Thomanerchor Leipzig
Akademie für Alte Musik Berlin
direction:Thomaskantor Gotthold Schwarz

(プログラム)
J. S. Bach:Weihnachtsoratorium, BWV 248



少年たちの澄んだ歌声が
再び
この聖堂に響く

それは
遠い昔に
この音楽を創った人が
聴いていたのと
同じ歌声。。



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                   (写真はweb上からお借りしました)



トーマス少年合唱団の澄んだ美しい歌声。
ベルリン古楽アカデミーのあたたかいサウンド
俗世を忘れて聴き入った「クリスマスオラトリオ」。

この演奏会は休憩をはさみ、2回に分けて配信された。
合唱は間隔を空け、1コアと2コアの間にオーケストラが配置されていた。
広い場所が必要なため、以前のように2階の大オルガンの前ではなく
1階の会衆が座る席での演奏だった。
とてもやりにくいと思うのに
音楽に向かう真摯な緊張感が、素晴らしい演奏となった。

特に後半は楽曲の素晴らしさもあり
一瞬、一瞬が かけがえのない時間に。。

中でも第39曲のソプラノのアリア。
エコーのソプラノは合唱団の中の一人が務め、
オーボエのソロと掛け合いをする。
通奏低音の素晴らしい支え(特にオルガニストが秀逸!)に乗り
深い森に優しく響くこだまのように
あたたかい音楽空間をつくりだしていた。。

アリアを歌うソプラノ、盲目のGerlinde Sämannさん。
少年のエコーがジャストのタイミングで「ja,ja!」と歌うと
ふっと微笑していたのがステキだったなあ。



去年は活動の場を失ってしまった少年合唱団。
アンコールに応えてコラールを歌う彼らの
高揚した表情を見ると
これからは生き生きと活躍できるよう、願ってやまない。。































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2021 Bachfest Livestream1 [コンサートの記憶]

Bach’s Messiah 1   (第1日)
      ~聖ニコライ教会(ライプツィヒ)

Ulrich Noethen (narrator)
Ilse Eerens (soprano)
Maarten Engeltjes (altus)
Tilman Lichdi (tenor)
Klaus Mertens (bass)

Amsterdam Baroque Orchestra & Choir
direction: Ton Koopman

(プログラム)
J. S. Bach: Nun komm, der Heiden Heiland, aus der gleichnamigen Kantate, BWV 61
        Du wahrer Gott und Davids Sohn, BWV 23
       Wie schön leuchtet der Morgenstern, BWV 1
       Meine Seel erhebt den Herren, BWV 10



白く美しい聖堂の
高い高い空間に
音楽が響きわたる

あの日と同じように
静謐な祈りの場に
心躍る祝祭の時が訪れる!




トン・コープマンのエネルギッシュな指揮。
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団の均整のとれた演奏。
そして素晴らしいソリスト達!

きっと、コープマンは
とてもポジティブな人に違いない。
彼の創り出す音楽がとても明るく希望に満ちているから。
管弦楽の楽器、合唱団の声、どれも皆クリアで明度が高い。
人生を肯定してくれる、素晴らしい包容力は
幸福感にあふれた音楽となる。。



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               (写真はweb上からお借りしました)




ドイツ・ライプツィヒのバッハ・フェストが今年はオンラインで開催された。
直前に、お客さんも入れることになったようだ。

2018年にこの音楽祭を聴きに行ったので
配信であっても、その場の空気が手に取るように感じられる。

あの時、BCJが演奏したBWV1が演奏された。
いろいろな事が思い出され、涙。。




ところで、これの配信チケットを買うのが
とっても大変だった!!
海外のサイトなのでオソルオソル手続きをしていたが
クレジットカードがどうしてもエラーになってしまう(泣
翌日、カード会社に問い合わせたら
セキュリティ強化のせいらしい。
オソロシク時間をかけて漸く購入したのは良いけど
今度は配信のサイトになかなかたどり着けない(悲
せっかく午前3時に目が覚めたのに!
でも、最初の方はオープニングの挨拶が延々とされていたので良かったw
なにしろ、時差7時間!
ほとんどのコンサートが、こちらの夜半~明け方になっている。
アーカイブがあるというので、全公演のセットチケットをゲットしたんですぜっ。
さあ、これから毎日バッハ三昧~♪♫♬





































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HAYATO SUMINO           [コンサートの記憶]

角野隼斗 LIVE
      ~ブルーノート東京/生配信


思い描いた未来が
ここにある!

新しい風
音楽の息吹

さあ、
時代が変わる!!






(セットリスト)
Hayato Sumino: HUMAN UNIVERSE
J.S.Bach: Invention
Queen: We Will Rock You
Hayato Sumino: Frog Swings
Liszt: 愛の夢
Hayato Sumino: ココドコ
       : 猫ふんじゃった
Hayato Sumino: One Minute Hourglass
Chick Corea: Spain
Makoto Ozone:Gotta Be Happy with Makoto Ozone
Gershwin: Rhapsody in Blue

(アンコール)
Hayato Sumino: Tinkerland



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闇の中から静かに始まるピアノ。
これはウィリアム・バード?
まるで古い時代の音楽そのもの。

それが一転して急流に!
ドラマチックに激しく突き進むけれど
音色の美しさ、高度なテクニックは
クラシックピアニストならでは。

変わって
シンセサイザーの柔らかい音がたゆたう。
バッハのインヴェンション。
a-moll の少しロマンティックな雰囲気が
宇宙へ ふわあっと広がっていく。。


一転してクイーン!
ピアノとパーカッションの両方を操って
もの凄いノリで聞かせる。
さらに同じスタイルでもう一曲。
なんて軽やか!
なんてカッコいいインプロ!
ひゃ~!!


一気に4曲弾いてからのMC。
こうやって音楽に集中できるのは嬉しいなあ。



続くリストの「愛の夢」は
ピアノだけで演奏されたが
アレンジの見事なこと!
初めから こういう作品だったかと思えるくらい。


さて、ステージにはグランドピアノが
何と2台も設置してある。
そのうちの1台は最新の自動演奏装置付き。
予め録音したものを再生すれば
ひとりで連弾や2台ピアノが可能になる!

そうやって演奏された曲は
どれも とってもオシャレ。
しかも目で見ても楽しめて
ホント、まいっちゃうなあ~。

圧巻は何と言っても「スペイン」。
急速なパッセージを二人の角野隼斗が弾きまくる!
すごいパフォーマンスに釘付けだ。
チックさんもビックリだね。




とにかく配信のカメラワークのすばらしいこと!
ピアノ、シンセ、パーカッションと
弾いている手元が次々に変わるのに、
絶妙のタイミングでフォーカスする。
自動演奏ピアノの鍵盤が動いているのもチェック(拍手~
もちろん音も最高!
ヘッドフォンで聴くと、すっごい臨場感♪♫



さて、ここで客席にいた小曽根さんを紹介する角野さん。
「僕が深く尊敬するジャズのレジェンド」♡
ステージに上がった小曽根さんは角野さんを絶賛♡
(相思相愛じゃないですかw

そして、まさかの2台ピアノ!
小曽根さんの新曲「Gotta Be Happy」を弾きたいという角野さん。
いざ演奏するだんになっても
「えーー?!」と嬉しい悲鳴を上げる小曽根さん。
でも、もう角野さんがイントロを弾き始める!
「Oh Yeah!」小曽根さんもスグにそれを受ける。

そうやってスタートしたデュエットの熱かったこと!

踊るリズム
きらめくパッセージ
眼を見つめ笑顔とともに
激しく鳴らされるアコード
ああ、なんて悦びにあふれたピアノだろう!




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まさに、奇跡のデュエット。。



しかし、大喝采、スタンディング・オベーションの後に
ソロでラプソディ・イン・ブルーを弾いちゃうんだよ、この人はw

この曲はピアノ1台、とピアニカw
中間部、ゆっくりジャジーになるところで登場するピアニカは
「のだめ」を思い出しますね(古~
オーケストラパートも全て弾く、すばらしいピアニズム。
豪快でいて繊細、そして優美。。





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アンコールは可愛らしいトイピアノを使った自作曲。
この日のオリジナル曲は、
どれもみな多彩で変化に富んでいて
豊かな心、そして引き出しの多さに圧倒された。


小曽根さんがステージ上に「モノが沢山ある!」と笑っていたけど
ほんとうに様々な楽器と機材を駆使して(配線に足が絡まってたしw
「好き勝手に(本人談)」パフォーマンスしつくした角野さん。

その勝手さが、あまりにも高い精度で披露されるから
あっけにとられて聴き入ってしまう。
これから、どんな展開になるのでしょう~(わくわく♫♪








































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OZONE 60 in LILIA    [コンサートの記憶]

小曽根 真(ピアノ) 60th Birthday SOLO
             ~川口リリア 音楽ホール

(セットリスト)
Makoto Ozone:Gotta Be Happy
       :Struttin' In Kitano
Moszkowski:20 Petit Etudes Op.91 No.8
Mozart:Eine Kleine Gigue K.574
Makoto Ozon:Need To Walk
Prokofiev:Piano Sonata No.7 Op.83-3

Ravel:Piano Concerto in G Major M.83-2 *
Makoto Ozone:The Puzzle *
       :Listen...
       :O'berek
       :For Someone

(アンコール)
Chick Corea:La Fiestar *
                   *with 近藤和彦(Saxophone)


                
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美しい音で紡がれるポリフォニックな即興!

息の長いフレーズは
絶妙なバランス感覚で奏され
心に深く響く

愛しい人
そして大切な時間…
言葉はなくても
伝えてくれるピアノに
涙があふれる。。




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ほんとうに
この日の小曽根さんのピアノは
端正な音色で流麗に響いていた。
そう、クラシックのピアニストのように。

さらに
ポリフォニーでのすばらしいインプロヴィゼーション!
たとえば、モシュコフスキーの3つの声部を
そのまま変化させていくのだ。
音楽をコードとして捉えてしまわない
別の難しさがある即興。

それぞれの旋律が美しく歌い合い
珠玉の作品を織り上げていく。。


そんな魔法の指にかかると
いつものブルースも千変万化!

まるで親しい仲間とセッションしているような
ごきげんなサウンドが聞こえてくる。

さらに、あの難曲プロコのソナタも
全力疾走は影を潜め
クラシックバレエのような
しなやかな力強さを持った華麗な舞を披露する。



後半のソロ。

Listen...耳をすませて

おだやかな日常
かけがえのない時間

何気ないひとときが
どんなに大切なものかを思い出させてくれる。。



そして
O'berek!!
まるで3Dのように奥行きのある音響は
大きなうねりとなり
嵐の海に投げ出されたよう!


一転して
For Someone 誰かのために

優しいピアノが
ゆったりと歌うけれど
風景は
滑るように流れていく

いつまでも
いつまでも
聴いていたい
穏やかな音楽。。






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実は、この日
OZONE60 のツアーで初めてのゲストが登場した。
客席は盛り上がり、小曽根さんも楽しそうだったので
良かったのではないでしょうか。(何が?w

でもね、私は小曽根さんのソロ・ピアノを聴くのが好きなんだよ。
ソロの時は音楽のエネルギーが降り注いでくるようだから!
小曽根さん自身も
「ソロで弾く時は客席のあなたがパートナー」
と、よく言っているではないですか。
ともに音楽を創る悦びに浸れるんだよ。。







さかのぼって、春の頃。
小曽根さんはTVの音楽番組で、若手ピアニストの藤田真央さんと共演した。
藤田さんはチャイコフスキー国際音楽コンクールで2位という素晴らしいピアニスト。
小曽根さんと2台のピアノで演奏したモーツァルトは
インプロヴィゼーションが繰り広げられて、素晴らしかった!

その後、藤田さんが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲をラジオで聴けたのだが
藤田さんの自作のカデンツァの見事だったこと!
ああ、小曽根さんとの共演がしっかり糧になっているなあ、と嬉しかった。。

そして、あのTV番組の中で
小曽根さんが藤田さんの奏法、音の聴き方を絶賛していたのだけれど
この日の小曽根さんのピアノに、それがそのまま現れていたなあ。

若い人達は小曽根さんから受ける影響がとても大きいけれど
小曽根さんもまた、若い人からインスパイアされる。。

これからも
さらに深化していく小曽根さんのピアノ。
いつまでも、いつまでも聴き続けていこう♡












































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