SSブログ

Autumn and Winter      [コンサートの記憶]

BCJ ヴィヴァルディ《四季》秋と冬
     ~文化会館たづくり くすのきホール

(出演)
指揮・チェンバロ:鈴木優人
ヴァイオリン:佐藤俊介
管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン


(プログラム)
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV 1066
ヴィヴァルディ:「四季」より「秋」

J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
ヴィヴァルディ:「四季」より「冬」

(アンコール)
ヴィヴァルディ:「四季」より「春」




昨日を上回る
エキサイティングな佐藤俊介さん!
それにビシっと呼吸を合わせるBCJ!
凄すぎる~



'23Julyちょうふ1.jpg




プログラム最初は
オーボエ協奏曲と言ってもいいくらい
二本のオーボエが大活躍の管弦楽組曲。
時に、そこにファゴットが絡み
小気味よいアンサンブルを繰り広げる。


ヴィヴァルディを演奏する前に
優人さんと俊介さんの漫談。
いや、もとい。
貴重なレクチャーですw

と、思ったら
お酒を取り出して「乾杯!」
酔っ払った二人は
お話をやめて
千鳥足で帰って行きましたw


しかし、いざ演奏となると
そりゃ真剣に。
黄金色の景色が広がる「秋」。
あら、
ゆったりしたフレーズの途中から
優人さんが寝てしまいました~
俊介さんが弓の先で優人さんを突っつくと
ハッと飛び起きて
猛スピードのトゥッティに加わったのでしたwww

ベトベンの「月光」を思わせるような
チェンバロの即興。
やわらかな夜の闇が広がる。

そして収穫祭!
乾杯を繰り返し、ステップを踏む。
優人さんがチェンバロの弦の上に
音楽祭のプログラムを乗せると
バジバシと弾ける音が。
コントラバスとチェロも
強力なピッチカートをバッシバッシ!
もう、遊び心満載w



バッハのチェンバロ協奏曲は
これでもかっ!というくらい
音符を詰め込んでかかれていて
しかも長大!
その上、1・3楽章は
もの凄いスピード!
それを見事に
美しい音色でコントロールする優人さん。
やっぱりこの方は超人ですね!

そして2楽章は歌詞が付けられて
「私たちは苦難の道を行かなければならない」
と、カンタータで歌われる。(優人さんの解説より)
まさに思いが伝わってくる演奏。
息をするのも忘れて聴き入ったよ。。



そしてヴィヴァルディ「冬」。
俊介さんの呼吸を
見事にキャッチして
シンクロするBCJの奏者たち。
遠近感のある
香り立つような音楽。

どんなに冷たく、凍った世界でも
こんなヴァイオリンが歌ってくれたら
心あたたかく過ごせることでしょう。
いつまでも聴いていたい。。



アンコールは
四季が一巡りして「春」
来年の音楽祭を心待ちにする
幸せな気持ちのまま。。





'23Julyちょうふ4.jpg




今日もサイン会は大盛況♡
今回はCDではなくプログラムに
仲良しのお二人のサインを
並べて戴きました。



優人さんと俊介さんがタッグを組むと
相乗効果?で、すっごい演奏会になる。
ずいぶん以前なのに
鮮明に覚えている二人の共演のいくつかを。


時を越えて

Bach's Night

テンペスト










ところで、
優人さんは最近コンタクトレンズにされました。


'23Julyちょうふ5.jpg

               (これと次の写真はweb上からお借りしました)


ノー・メガネだと、理知的なお顔が
(特に演奏中は)とっても厳しく見えました。


メガネがトレードマークだった優人さん。
やっぱり、これの方が安心感がありますw

'23Julyちょうふ6.jpg










































nice!(10)  コメント(0)