SSブログ

クラシック党!April '22     [語られる音たち]

バッハの無伴奏チェロ組曲
        ~朝日カルチャーセンター 新宿

(講師)チェリスト 笹沼 樹

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調
               第2番 ニ短調



笹沼樹さんが熱く語るバッハ無伴奏チェロ組曲。
独奏を通奏低音から読み解く等、コアな解説が超ツボでした!!






笹沼さんが2019年から始めた「クラシック党!」という講座は
今回で11回目になるそうです。(知らなかった・恥)
「だんだんマニアックになってきて、プロジェクターも用意されて」
と、嬉しそうにお話が始まりました。
資料をプロジェクターに映しながらの解説。(以下は要点です)

・J.S.バッハの無伴奏の作品(ヴァイオリン・チェロ・フルート)
 →チェロの作品には自筆譜が現存しない。筆写譜の種類について。
・組曲・パルティータの構成曲
・バッハの時代にチェロは通奏低音を受け持っていたので、独奏は画期的。
 →独奏の中に通奏低音を再現する方法について
・第1番・第2番の解説。

詳しいお話しの後、すぐに第1番・第2番が通して演奏されました。




'22Aprilクラシック党.jpg



こんなに間近で演奏が聴けるなんて贅沢すぎ!!
素晴らしいリズム感と感性に圧倒されました♡



バッハが無伴奏チェロ組曲をかいたのは1720年頃(ケーテンの時代)。
笹沼さんの楽器は1769年製とのことで、作品よりも少し後。
その頃にはエンドピンもなく、ガット弦が張られていたけれど
ほぼ同時代の楽器で聴けたのは嬉しいことです。


それにしても、本当に深く勉強しているなあと感心しました。
笹沼さんはソロにアンサンブルにと大活躍の日々なのに
日々、精進怠りなく過ごされていて
演奏も暗譜でさらっとやってのけてしまう!(凄~
その上(まだあるw)お話もとってもお上手なのです。
専門的な内容を解りやすくお話するのは、なかなか出来ない事ですが
笹沼さんの深堀りは、とても聞きやすかったなあ。
続きの講座が今から楽しみです♪♬





そうそう、笹沼さんはまだバリバリの20代。
反田恭平さんや角野隼斗さんも同じくらいのお年ですね!
演奏も研究も、それの披露の仕方も
もの凄いクオリティで出来てしまう、この世代。
まさに、目と耳が話せません!









































nice!(8)  コメント(0)